Jリーグが正式アナウンス、今季は「昇格あり」「降格なし」。村井チェアマン「連戦格差など配慮」
鹿島の内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
J3、J2の上位2チームが自動昇格。クラブライセンスの有無によっては、来季リーグ、クラブ数が奇数になる場合も。
Jリーグは3月19日、臨時の実行委員会を開いて、2020シーズンのJリーグの全カテゴリ―で「昇格あり」「降格なし」の特例ルールを適用すると決定した。Jリーグ公式サイトでも発表された。
3月17日開催の理事会にて、実行委員会での総意により決定されることを条件に承認されていたもの。 なお、今後の公式戦の再開日および詳細な大会方式、試合開催日程については、決定次第、改めて発表される。
■2020明治安田生命Jリーグの大会方式について
●2020シーズンのJ1、J2、J3全てのカテゴリーにおいて、「昇格あり」「降格なし」の特例ルールを適用する
・J1からJ2、J2からJ3への降格はない
・J2はJ1に2クラブ昇格、J3はJ2に2クラブ昇格(条件を満たさない場合は昇格クラブ数に変動あり)
現在、全スケジュールの75パーセント以上の試合が開催された場合、このルールが適用されるという案が出ている。25日にも詳細が決定する。カテゴリーのクラブライセンスを保有していない場合、1チームのみの昇格になる見込み。
来季のレギュレーション、どのようにリーグを正常に戻していくかについても、今後、協議していく。
Jリーグ村井満チェアマンのコメント
「本日の臨時実行委員会だけでなく、これまで数多くの議論を重ねてきました。今後様々な困難が想定されますが、意志をもってサッカーを続けよう、というのが一番の思いです。今後公式試合が再開された場合において、ホームスタジアムの利用頻度や、試合日程の過密状況、アウェーゲームやホームゲームの連戦格差など、競技の不公正が生じた場合でも、降格リスクを回避することでサッカーを継続していくことを実行委員の皆さまと合意いたしました」
[文:サカノワ編集グループ]