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【鹿島】総力戦で岡山に逆転勝利、鬼木達監督が選手たちに伝えたハーフタイムのメッセージとは? 「悪くないから…」

鹿島の鬼木達監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

51歳バースデイ&勝利でダブルの喜び、「今までで一番嬉しい誕生日に」。

[J1 11節] 岡山 1–2 鹿島/2025年4月20日14:03/JFE晴れの国スタジアム

 J1リーグ11節、鹿島アントラーズがファジアーノ岡山との一戦、前半終了間際に先制点を与えたものの、後半にポジションチェンジや布陣変更を経て、チャヴリッチとターレス・ブレーネルのゴールで2-1の逆転勝利を収めた。リーグ戦の連敗は「3」でストップし、4試合ぶりの白星を掴み取った。

 鬼木達監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「前半のスタートから選手たちは気持ちを出してくれましたし、自分たちがやろうとしていることを表現してくれていました」と振り返り、「アンラッキーな形で失点しましたけれど、前半が終わったところで『悪くないから、とにかく、このサッカーで勝つぞ』と言うところで、本当に続けてくれたと思います」と、“継続”を強調したそうだ。

 貪欲に前線からゴールへ襲い掛かるスタンスは貫いたまま、チャヴリッチと師岡柊生のポジションチェンジ、ターレス・ブレーネルの投入と、鬼木采配が的中。選手たちの武器や特長が引き出されて、勢いに乗っていけそうんだという好感触を得られる勝利を掴み取った。

「采配と言いますか、全員での戦いだというなかで、本当にいい仕事をしてくれました。スタートから出た選手は集中を切らさず、勝利への執着心をもってやってくれたと思います。非常に良かったと思います」

「『今日から再スタートにしよう』と、連敗どうこうはあまり気にしていませんでした。ここから一つひとつ総力戦になります。しっかり次のゲームへ向かいたいと思います」

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 この4月20日は鬼木監督の51歳の誕生日でもあった。今季就任した鹿島の指揮官は勝利と誕生日のダブルの喜びに「今まで一番嬉しい誕生日かもしれません。ありがとうございます」と笑みを浮かべた。