浦和、新潟戦…広島スキッベ監督、2試合のベンチ入り停止と罰金20万円。前田直輝が負傷「審判も罰を受けるべき」など批判
広島のスキッベ監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「審判員に対する攻撃的、侮辱的若しくは暴力的言葉又はジェスチャーの使用」に相当。
Jリーグ規律委員会は4月24日、20日に行われたJ1リーグ11節の名古屋グランパス戦(●1-2)の試合後に不適切な発言をしたとして、サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督に対して、2試合のベンチ入り停止と罰金20万円を科すと発表した。
スキッベ監督は4月25日のアウェーでの12節・浦和レッズ戦、29日のホームでの13節・アルビレックス新潟戦でベンチに入ることができない。
Jリーグの発表によると、スキッベ監督は20日、名古屋戦の試合後のインタビューで、審判員に対して不適切な発言を行ったことが、Jリーグ規律委員会において確認された。これを受けて、日本サッカー協会の懲罰基準に照らして審議した結果、「審判員に対する攻撃的、侮辱的若しくは暴力的言葉又はジェスチャーの使用」に相当すると判断。2試合の出場停止処分と罰金20万円を科すと決めた。
スキッベ監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで名古屋の勝利をたたえたうえで、主審の名前を挙げて「この審判では本当にいいサッカーをしても上手くいかないと思います」「あれで(笛を)吹けないのであれば、そういう状況は本当に難しかったです」「(負傷した)前田(直輝)が負傷し、どれぐらいかかるか分かりません。そのかかった時間に対し、審判も罰を受けるべきだと思います」「お互いにとってフェアな審判にあたることを願っています」などと批判していた。
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この試合では、背後から選手にケガをさせかねないチャージや接触も頻繁に見られた。審判の判定も関係していたかもしれないものの、一方で選手サイドでアクシデントを回避できるシーンも少なからずあったとも言えそうだ。