【浦和】元日本代表『10番』、強烈FK弾の中島翔哉「新しい蹴り方をチャレンジしていて、それを試せたので良かった」。古巣・東京V戦、惜しくもあと数センチ…
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ケガから復帰、7試合ぶりの出場。ゴールはならなかったものの、その表情は明るかった。
[J1 14節] 浦和 2–0 東京V/2025年5月3日15:00/埼玉スタジアム
J1リーグ14節、浦和レッズが松尾佑介のカットインからの一撃、さらに渡邊凌磨のミドル弾で、東京ヴェルディに2-0の勝利を収めた。浦和は9年ぶりのリーグ5連勝で、暫定2位に浮上した。
この試合、負傷により調整を続けてきた浦和の日本代表MF中島翔哉が77分、MF渡邊凌磨と代わって、リーグ戦では7試合ぶり今季3試合目の出場を果たした。
するといきなり相手ゴール前で直接フリーキックを蹴る機会を得る。このチャンスでレッズの『10番』は、さっそくホームの大観衆の前でインパクトを残した。
丁寧にボールをセットした中島は、味方の壁が抜けてできるスペースを狙い、右足の無回転でのストレートのシュートを放つ。GKマテウスは一歩も動けず。しかし強烈な弾丸は左ポストを直撃し、ゴールネットを揺らせなかった。
それでも、古巣相手に“違い”を見せ付けた。
中島は試合後、「(ゴールに入らず)残念でした。なんとなくいい感じで(蹴れました)。いろいろ試しながら、やっているという感じです。新しい蹴り方をチャレンジしているので、それを試せたので良かったです」と語った。
『ゴール=結果』は残せなかった。しかし一つキッカケを掴めたようで、その表情は明るかった。
中島の今季の出場は、2月26日の3節・湘南ベルマーレ戦(●1-2)、3月28日の7節・セレッソ大阪戦(△1-1)以来。チームの勝利をもたらせたのは、この古巣を相手にした今回が初めてに。
次節は中2日でのホーム5連戦を締めくくるガンバ大阪戦だ。今回マチェイ・スコルジャ監督は最初の交代カードで中島を投入したところにも期待は感じられる。
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クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)まで大連戦が続くなか、“何か”をしてくれそうだと期待の膨らむパフォーマンスを見せてくれた。