【浦和】長澤和輝が早大学院合格。二足の草鞋でプレーに還元!
浦和レッズの長澤和輝。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「本業であるピッチで結果を残すことが優先で、今以上のパフォーマンスを発揮する」
浦和レッズの長澤和輝が早稲田大学のスポーツ科学学術院に合格し、今後、平田竹男教授の研究室で学ぶことが決まった。
クラブは「現役のJリーガーが大学院に合格し、学んでいくというのは極めて珍しいケースと考えられ、Jリーガーの価値を高める素晴らしい活動になると考えています」と後押ししていく。後日、本人が今後どのように学んでいくかなど、詳細について説明する予定だ。
長澤はクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「このたび早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に合格し、スポーツビジネスを専門とされております平田竹男教授の研究室で学ぶ機会を頂きました。縁あって、こちらの大学院の話を知り、もともと興味のあったスポーツビジネスやプロサッカー選手、プロのアスリートとしての経験を学術的にまとめたいという思いから、受験させて頂きました。
本業であるピッチの中で結果を出すことが第一となることはもちろんですが、練習と研究をしっかり両立し客観的に自身を見つめ直すことにより、今以上のパフォーマンスを発揮できるよう全力で取り組みたいと考えております。
そしてその経験を活かして今後のスポーツ界の発展や社会貢献に、微力ながら寄与していきたいと考えております」
長澤は1991年12月16日生まれの26歳。千葉県市原市出身。名門の八千代高、専修大を卒業し、2014年にブンデスリーガの1.FCケルンに入団。16年に浦和へ加入し、ジェフユナイテッド千葉への期限付き移籍を経て16年からプレーしている。日本代表1試合0得点。
ピッチ上でも卓越した戦術眼を生かした頭脳派のプレーを見せてきた長澤が、どのように大学院での研究をピッチ上や浦和のクラブに還元していくのか。その挑戦を通じて、様々な波及効果が生まれそうだ。
文:サカノワ編集グループ