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【通信簿│採点】豪州戦、ノーインパクトの3人に最低点「1」。高評価はあのアタッカー 1人、『10番』久保建英は…。サッカー日本代表 :W杯アジア最終予選

オーストラリア代表 - 日本代表 【この日のMVP】アジズ・ベヒッチ(オーストラリア代表)

及第点は3人。

[北中米W杯 アジア最終予選 第9戦] オーストラリア代表 1–0 日本代表/2025年6月5日20:10(現地19:10)/オプタス・スタジアム(パース / 豪州)

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)第9戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)はオーストラリア代表に0-1で敗れた。

 すでにW杯の出場権を獲得している日本は8人が最終予選初先発で、そのうち3人がデビュー。しかし大幅にメンバーを入れ替えた急造チームでは、さすがにグループC2位の強豪相手に通用しなかった。

 日本代表の通信簿(採点・寸評)は次の通り。

◎通信簿(採点)
ポジション
背番号 選手名 採点(評価)
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上

【先発出場】
GK 23 谷晃生 2
初の最終予選でのプレー。被シュートは
6本、枠内3本。唯一の被決定機を止められればヒーローだった。

DF 2 関根大輝 1
2部に降格した所属クラブの悪い流れを断ち切れず。必死さは伝わるが、周囲と連動しながら崩せなかった。失点シーンも、スタッド・ランスでの状況と似ていて、深く位置を取るやや弱気なスタンスでスペースを与えてしまった。

MF 4 渡辺剛 3 (▽70分)
3バックのセンターで出場機会を得て、チーム全体を見ながら、冷静にフタをしていた。それだけに負傷交代はチームにとって、結果的にマイナスに作用した。

MF  16 町田浩樹 2 (▽HT)
経験のあるメンバーが限られていただけに、勝利にこだわるプレーをどこかで見せたかった。接触プレーの影響もあり、ハーフタイムで交代に。

MF 5 佐野海舟 2 (▽64分)
1年5か月ぶりの代表復帰。リスクを最小限に抑えることに重きを置き、やや自陣後方でのプレーが目立ち、そこから前線をサポートできなかった。“良くない時”のパフォーマンスに。

MF 7 藤田譲瑠チマ 1
前半は全くと言っていいほどボールに触れず。久保&中村投入後に好位置でボールを受けられるようになり高い技術見せた。が、チームとしての結果に貢献できず。

MF 11 平河悠 4
伊東純也、中村敬斗の状態によっては、縦突破 & カットインで仕掛けられるオプションになり得る可能性を示した。唯一の高評価。とはいえ、シュート精度は他の選手とともに課題に。

MF 8 鈴木唯人 2
攻撃のスイッチを入れる役割をこなし、高い技術力を見せた。しかし個に頼ったプレーが目立ち、打開し切れなかった。

MF 20 俵積田晃太 1 (▽64分)
初招集でさっそくデビュー。縦への突破から何度かクロスを放つものの力なく、途中からトーンダウンした。

MF 15 鎌田大地  3
シャドーで先発し、途中からボランチに入る。唯一オーストラリア代表の各選手たちと互角以上に渡り合えていたが、そこから前線の個の強みを引き出せなかった。

FW 9 大橋祐紀 2 (▽70分)
アグレッシブさは伝わった。ただ、背後のスペースがあってこそ生きるタイプなだけに、こうして引かれてしまうと持ち味を出せなかった。

【交代出場】
DF 22 瀬古歩夢 2 (▲HT)
左ストッパーに投入され、ターンから振り切られ失点。ミスを取り返せなかった。

MF 10 久保建英 3 (▲64分)
明らかに一人で空気を変えた。藤田が生きるようになり、惜しいシュートも放った。失点シーンは下がり切れなかった、というよりも、そこまで下がらざるをえなくなっていた日本の右サイドの消極的な守備対応のほうが課題か。

MF 13 中村敬斗 2 (▲64分)
一時期のような迫力がなく、引く相手に対し変化をつけられなかった。

 FW 18 町野修斗  2(▲70分)
切り札として投入されたが、ボールがなかなか入らなかった。

DF 3 高井幸大 2 (▲70分)
3バックの中央でプレー。結果論だが、失点シーンは、ニアサイドをしっかり消していたものの、そこに相手選手はいなかった。飛び出しているアラート発生状況なだけに、クロスを入れさせないことを最も優先したかった。