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【浦和】インテルを苦しめたが…結果は“完敗”。スコルジャ監督「ベストチームの一つに対し誇りに思う」

インテル戦後の記者会見に臨む浦和のスコルジャ監督。 (Photo by Steph Chambers - FIFA/FIFA via Getty Images)

「カウンターアタックをより仕掛けていきたかったが…」

[米国クラブW杯 E組 GS2節] 浦和 1–2 インテル/2025年6月22日4:00(現地21日12:00)/ルーメン・フィールド(シアトル)

 クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)第2戦、J1リーグ浦和レッズはイタリア・セリエAのインテル・ミラノに1-2で逆転負けを喫して、リーベル・プレートに続く2連敗によりGS敗退が決定した。

 開始11分に渡邊凌磨の得点で先制に成功。そこから60分以上リードを保ったが……78分にエースのラウタロ・マルティネスにスーパーゴールを決められると、アディショナルタイムにも途中出場したアルゼンチン代表バレンティン・カルボーニの一撃で逆転負けを喫した。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「ベストチームの一つであるインテルに対し、私たちがこうした展開をできて誇りに思います」と評価した。

「難しく極端な戦いにはなりました。決して見事なプランを持っていたわけではありませんが、いい試合ができたと思います。先制できた時は、飛び上がって喜びました。すごく良かったです」

 前半はインテルの3-5-2に対し、渡邊凌磨がウイングバックにマークでつきながら、前線にも張り出す形でハマった。金子拓郎の突破とその渡邊の飛び出しから、先制に成功。1-0とリードして折り返せた。

 しかし、カウンターから2点目を狙いたかったが、その機会は限られた。チアゴ・サンタナらを投入すると、これまで通り、背後を突く動きがなくなり、より劣勢を招いた。

「後半はパワーが落ちたと感じました。ゾーン1ではコントロールできていましたが、カウンターアタックをより仕掛けていきたかった。それだけに、このような結果になり、感情的にもつらいです」

 選手交代をしていった試合終盤、より両チームの差は開いてしまった。そして2失点を喫し、最後は完全に圧倒された。

「経験が足りなかったと言えます。残り2分、ボールキープし、そこからカウンターを狙いたかった。その経験が不足していたところだと思います」

 このあと第3戦はロスアンゼルスに舞台を移し、セルヒオ・ラモスの所属するCFモンテレイと対戦する。

 スコルジャ監督は「勝つことができると証明する。私たちはまだまだモチベーションも高く、やる気があります」と必勝を期していた。

 UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)準優勝、セリエAで2位のインテルを苦しめたが……。結果的にはシュート数26本対5本で完敗に終わった。

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 グループEは、浦和が以外が勝点を獲得。レッズは1試合を残してGS敗退が決まった。

Posted by 塚越始