【浦和】ジェノアがユンカーを再びリストアップ。2年前からターゲット
浦和のキャスパー・ユンカー。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2部降格圏に沈み、アタッカーの補強を進める。
J1リーグ浦和レッズのデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが、イタリア・セリエAのジェノアCFCに再びリストアップされたようだ。
イタリアメディア『ボン・カルチョ・ア・トッティ』が1月3日、『スカイ』などの情報をもとに、現在セリエAの15位と1部残留を争うジェノアが、ドイツ・ブンデスリーガ1部ヘルタ・ベルリンのポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクの獲得(復帰)に向けて、クラブ間の「合意」に達したと報じた。
ピョンテクは今季ブンデスリーガ9試合・1得点。足首の骨折で出遅れたが、最近はコンスタントに試合に出場し、このほど移籍に向けて「合意」に達したというのだ。しかしピョンテク自身はまだ移籍の「決断をしていない」という。
このポーランド代表ストライカーは2018-19シーズン、ジェノアで19試合・13得点と大活躍してブレイク。同シーズンの冬にACミランに移籍し、半年間で9ゴールを奪ってみせた。
しかし2019-20シーズン、ズラタン・イブラヒモビッチの加入に伴い、18試合・4ゴールに止まった。そして2020-21シーズン、ドイツに渡った。
今回、古巣ジェノアからの再オファーとなったわけだが、イタリアでのプレーを“歓迎”するのかどうか。
一方、アタッカーをさらに強化したいジェノアは、浦和のユンカーも改めて獲得候補に挙げているというのだ。
「日本の浦和レッドダイヤモンズに所属する27歳のキャスパー・ユンカーの名前も復活している。ユンカーは2年前の夏から、ジェノアが狙っていた一人」
そして仲介人が様々なクラブと交渉を進めるなか、多くのクラブのリストにその名前が載ることになってしまった、とも伝えている。
ジェノアは現在、セリエA1勝8分10敗(19得点・37失点)の勝点11で、20チーム中18位。2部降格圏に沈んでいる。
他に昨年12月20日の段階では、デンマークメディア『ボルド』が フランス1部リーグのFCナントも、ユンカー獲得へ「関心を示している」と報じていた。さらには、アンドレス・イニエスタの所属するヴィッセル神戸、今回と同様にジェノア、さらに日本代表DF吉田麻也の所属するUCサンプドリアも、ユンカー獲得を目指していたという。
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[文:サカノワ編集グループ]