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【浦和】クラブW杯 モンテレイ攻略法◎セルヒオ・ラモスの背後を松尾佑介が突け! 弱点は「得点力不足」というが…

モンテレイのセルヒオ・ラモス 。(Photo by Alex Pantling - FIFA/FIFA via Getty Images)

勝てば「3億円」、何よりインパクトのあるゴールを奪いたい。

[米国 クラブW杯 GS E組 3節] 浦和  – モンテレイ/2025年6月26日10:00(現地25日18:00)/ローズボウル(ロスアンゼルス)

 アメリカで開催中のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)第3戦、J1リーグ 浦和レッズが メキシコ1部(リーガMX) CFモンテレイと対戦する。

 リーベル・プレート(●1-3)、インテル・ミラノ(●1-2)と連敗を喫した浦和はすでにGS敗退が決定している。

 一方、モンテレイはインテル(△1-1)、リーベル(△0-0)と2戦連続のドロー。勝てばGS突破の可能性があり、同時刻開催のインテル – リーベル戦が引き分けると、2点差以上の勝利が必須になる。

 モンテレイは第1戦3バック、第2戦4バックを採用。4-3-3のリーベルの3トップに対しては4バックだったこともあり、1トップが基本布陣の浦和戦も4-2-3-1のミラーゲームで臨んでくると予想される(ただしリーベル戦はシュート数18本対3本と大きく下回った)。

 インテル戦でゴールを決め、リーベルを無失点に封じるなど、今大会のためモンテレイに加入した元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスは今絶好調にある。、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンでも活躍した39歳の闘将が、クラブW杯3試合連続でスタメン出場するとなれば、浦和はその背後を攻略できるかが勝利への鍵を握る。

 今大会これまでもカウンターを発動させても、相手の重圧からか、結局サイドに逃げるなど、ゴールへベクトルを示せず決定機なチャンスまで持ち込めずにいる。誰が強気なプレーを見せるのか。そのあたりにも注目したい。

 2試合連続でゴールにつなげている、スピードスターの松尾佑介、あるいは金子拓郎や渡邊凌磨の縦に突く動きから、ラモスの背後を攻略できるか。インテル戦での先制ゴールのように、マテウス・サヴィオが相手守備陣を引き出せる位置で、しっかり起点を作れるかもポイントになる。

 また、モンテレイは得点力不足に苦しんでいる。その前線の破壊力はジワジワと落ちてきていると、メキシコでも評されている。

 とはいえCFに入る26歳の「7番」メキシコ代表デビューも果たしたヘルマン・ベルテラメは昨季リーグ20ゴール、トップ下の「10番」セルヒオ・カナレスは同17ゴール・(12アシスト)と、それぞれ数字は残している。フリーにさせれば、ひと仕事できる能力は十分備えている。

 逆に、ダニーロ・ボザ、マリウス・ホイブラーテンのCBコンビを中心に、この二人にしっかりフタをできれば、浦和は勝機を見出すことが十分できる。

 このあたりが浦和が世界で初勝利を奪うキーポイントになる。勝てば「3億円(200万ドル)」と国内タイトル一つ以上の賞金を獲得できる。

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 それ以上に、浦和がこの大会を戦ったという爪痕をしっかり残すためにも、サポーターの前で、インパクトのあるゴールと勝利を期待したい。