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【クラブW杯 決勝】『10番』パーマー2G・1A チェルシーがパリSGを下して優勝!『世界王者』に

チェルシーのコール・パーマーが2ゴール・1アシスト!! (Photo by Justin Setterfield - FIFA/FIFA via Getty Images)

「最初の10分で自分たちのテンポを設定できた」とマレスカ監督。ジョアン・ペドロは2試合連続ゴール。

[クラブW杯 決勝] チェルシー 3-0 パリSG/2025年7月14日(現地13日)/メットライフ・スタジアム(ニューヨーク)

 アメリカ・クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)決勝、チェルシーFCがコール・パーマーの2ゴール、新加入のジョアン・ペドロの2試合連続ゴールで、今季4冠を獲得しているパリ・サンジェルマンに3-0の勝利を収めて、4年ごとに開催される新方式になった今大会、優勝を成し遂げた。

 試合は立ち上がりからチェルシーが、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)とリーグ・アン覇者であり無敵を誇るパリSGを相手に主導権を握る。すると、その流れから22分、チェルシーの『10番』パーマーが左足で狙いすましたショットを突き刺して、先制点をもたらした。

 さらに30分、再びチェルシーが右サイドを攻略。再びパーマーがカットインから、左足で沈めて2-0とした。

 チェルシーの進撃は止まらない。43分、今度はパーマーのラストパスからジョアン・ペドロが決めて、リードを3点に広げた。

 後半に入ると、パリSGが反撃を試みる。しかし、モイセス・カイセドが中盤の狩人となるチェルシーが徹底して攻撃の芽を摘み、PSGのアタックに勢いを与えない。

 ただ、パリSGが1点返せば流れが変わりかねないという緊迫感に包まれる。それでもパリSGのジョアン・ネヴィスが85分、マルク・ククレジャの髪の毛を引っ張り、VARの介入を経て、退場処分となってしまう。

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 これでパリSGは万事休す……。チェルシーが3-0で快勝を収め、新たな「ワールドチャンピオン」となった。

 チェルシーのエンツォ・マレスカ監督は試合後、「最初の10分で自分たちのテンポを設定できて、非常にいい試合ができました。こうしたコンディションで90分保つのは難しいですが、選手たちは頑張ってくれました」と、戦い切った選手たちをたたえた。