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【浦和】クラブW杯の歓喜と混乱、『FIFA+』つながらず。急きょ文字速報、19日深夜マンチェスター・Cと対戦へ

(C)SAKANOWA

クラブがSNSで「『FIFA+』が大変繋がりにくくなっております…」と報告。

[クラブW杯]浦和 1–0 クラブ・レオン/2023年12月15日23:30(現地17:30)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム(サウジアラビア)

 サウジアラビアで開催されているFIFAクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)2回戦、J1リーグ浦和レッズ(アジア、AFC代表)がFWアレックス・シャルクのゴールで、メキシコ1部クラブ・レオン(北中米カリブ海、CONCACAF代表)に1-0の勝利を収めた。浦和は次戦、19日深夜(日本時間20日3:00)に準決勝で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(ヨーロッパ、UEFA代表)と対戦する。

 このレオン戦は、テレビ地上波、BS・CSでの放送はなし。インターネットで、『FIFA+』のみ配信された。

 FIFA公式サイトから、アカウントが登録が必要とする配信だったが、試合開始を前に日本国内の回線がほとんどつながらない状態に。試合中には、サイトの途中まではアクセスするものの、試合中継を観るまでには至らないケースが相次いだ。

 そうしたなか、浦和は公式エックス(旧ツイッター、アカウントは @REDSOFFICIAL)で、この状況を把握。「現在、FIFAクラブワールドカップ サウジアラビア2023 準々決勝 クラブ・レオン戦が行われておりますが、FIFAによる配信サービス『FIFA+』が大変繋がりにくくなっております」と報告したうえで、「浦和レッズといたしましては、お一人でも多くのみなさまにお気持ちをお寄せいただきたいという思いから、公式Twitterアカウントにて急遽テキスト速報を提供させていただきます」と、急きょ、文字による速報中継を行った。

 日本代表のワールドカップ・アジア予選、なでしこジャパン(日本女子代表)の女子ワールドカップなどでも「放映権」が問題になったのは記憶に新しい。時差も影響するとはいえ、権利が高騰するなか、次々とビッグマッチが一般では視聴できない環境になっている。

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 今回、FIFA(国際サッカー連盟)が、この日のために準備したご用達のシステムがパンクし、サッカーのコアファンですら視聴できないという、なんとも皮肉な結果となった。むしろ、こうした日本と世界がつながる試合こそ、本来は地上波で放送され、サッカーに触れるチャンスでもあった。FIFAもそろそろ、W杯とその他の大会では価値が全く異なることを把握し、視聴方法の方針を変える転換期に差し掛かってきているのではないだろうか。

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