【サッカー ルール改正案】PKのリバウンド廃止、CKや2枚目のイエローカードへのVAR拡大を検討
写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA
『テレグラフ』が報じる。
サッカーのルールを最終決定する国際サッカー評議会(IFAB)が、新たな競技規則を検討している。
『テレグラフ』は7月16日、検討されている新ルールとして、試合中のPKのリバウドを廃止することが検討されていると報じた。また、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の対象として、コーナーキック、2枚目のイエローカード(現在は対象外)への拡大も話し合われているという。
試合中のPKは、ペナルティエリアのライン上でのポジショニングや駆け引きに時間がかかり、リバウドへの対応にはGKが非常にリスクを伴うことなども指摘されてきた。VARに関してはやはりまだ新しいシステムであり、様々な試行とともにその裁量の幅が徐々に拡大されていきそうだ。
識者やサッカー界のレジェンドに加えファンの声や反応、指摘される矛盾をもとに、IFABは年に一度、ヨーロッパのシーズンがスタートするタイミングで、新たなルール(あるいはルール解釈)を決めている。
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今夏(2025-26シーズン)からは、GKがボールを手(腕)で持ったあと8秒が経つとCKが与えられる「8秒ルール」、試合中に主審と話し合えるのは原則一人という「キャプテンオンリー」の徹底などが定められている。Jリーグ、WEリーグでは8月から採用される。