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【浦和0-0福岡】コートチェンジは作戦、金明輝監督「後半PKを取ることが多い。歓声や雰囲気的にグレーなところで…」

金明輝監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「当然トスなので、運もありますが」

[J1 23節] 浦和 0–0 福岡/2025年7月27日19:00/埼玉スタジアム2002

 クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)との兼ね合いによりこの日に組まれた一戦、浦和レッズはアビスパ福岡とスコアレスで引き分けた。

 試合前のコイントスで勝った福岡は、エンドチェンジを選択。浦和が前半に赤く染まった北ゴール、後半に両チームのサポーターのいる南ゴールへ攻める形になった。

 それは指揮官からの指示だったのか? その質問に福岡の金明輝監督は次のように答えた。

「今年(福岡は)何回かやっています。やはりファン・サポーターが(ゴール裏は)多く、浦和さんが後半にPKを取ることも多いです。歓声や雰囲気感で、(判定で)グレーなところは、ちょっとそういった部分で流れてしまうのかなと」

 そのようにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が採用されてからの近年の浦和が後半、PKで得点を奪っている回数が多いことにも着目。そのホームの“流れ”に少し変化を加えられれば、という意向もあった。

「後半勝負だと思っていましたので、そういったところを含めて。当然トスなので、運もありますが、そういったことは共有して試合に入りました」

 結果、後半……特に終盤は福岡が優勢に試合を進めた。今後もそのように“対策”をしてくるチームが増えてきそうだ。

 J1リーグは全20チームが24試合消化で並んだ。浦和は首位のヴィッセル神戸(勝点46)から8ポイント差、勝点38で8位に。

 このあと8月6日に天皇杯のモンテディオ山形戦、9日にJ1リーグの横浜FC戦に、それぞれ敵地で臨む。

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 一方、福岡は勝点32で11位。8月6日に天皇杯で鹿島アントラーズとホームにて(中立地扱い)、9日にJ1リーグで川崎フロンターレとアウェーで対戦する。