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開幕2戦連発の上田綺世への批判、ファン・ホーイドンク氏が擁護「困難にしているのは…」

上田綺世 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

小野伸二とプレーしたフェイエノールトの元チームメイトが監督、そして解説者として上田を語る時代に。

[オランダ1部 2節] エクセルシオール 1-2 フェイエノールト/2025年8月17日(現地16日)/ワウデステイン・スタディオン

 オランダ1部(エールディビジ)2節、フェイエノールト・ロッテルダムが2-1でエクセルシオール・ロッテルダムに勝ち、開幕2連勝を収めた。

 フェイエノールトのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)FW上田綺世は開始22分、シュートのこぼれ球にしっかり反応してヘッドで叩き込み、リーグ戦2試合連続ゴールを奪取。さらに1点を追加し、チームは2連勝を収めた。今季加入したセンターバックの渡辺剛も2戦連続フル出場。

『ヴォートバル・ゾーネ』は8月18日、スタジオトークの模様をレポート。そこでは2試合連続ゴールを決めたもののFW上田綺世のパフォーマンスに対し批判の声が上がったという。

 すると小野伸二とともにプレーしたフェイエの元エースストライカーであるピエール・ファン・ホーイドンク氏が擁護。センターフォワードの上田は最高のプレーではなかったかもしれないという声に、元オランダ代表FWは「ストライカーがアニス ・ハジムーサといて良いプレーを見せられると思いますか?」と逆に質問を返した。

 4-2-3-1の右MFに入ったアルジェリア代表のハジムーサが、あまり前線のスペースを消し続けていたと、ストライカー目線で語っている。

「彼は幾度となく16番(エクセルシオールのGKキャルフィン・ラーツシー)のいる深い位置までドリブルをしています。そうするとストライカーとウィンガーの距離がどんどん狭くなり、結局止まらざるを得なくなるだけです。そうなればディフェンダーのマークから抜け出せなくなります」

 ファン・ホーイドンク氏は「そうなるとウエダやキャスパー・テングシュテット(もう一人のFW)がプレーするのは非常に困難になります」と、むしろゴールを攻略する可能性を下げてしまっているのではないかと指摘していた。

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 一方、同氏は、ロビン・ファン・ペルシ監督の采配について、ゴンサロ・ボルヘス、ガウスー・ディアラをベンチに置いたままであることに「驚いている」と、前線をより活性化できる策は他にもあると見ていた。