ついに長田澪がブレーメンの正GKの座を掴むか。日本代表とともに、ドイツ代表の守護神候補
ブレーメンの長田澪(ミオ・バックハウス)。写真:picture alliance/アフロ
『1番』ツェッテラーが開幕直前にフランクフルト移籍へ。
ドイツ・ブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンに所属するGKミヒャエル・ツェッテラー(Michael Zetterer)が8月17日、アイントラハト・フランクフルトに電撃移籍することが決定的となった。
ブレーメンの公式サイトでこのほど、今季の正守護神としてホルスト・シュテッフェンがツェッテラーを指名したとレポートもされていた。そしてDFBカップ1回戦のアルミニア・ビーレフェルト戦でも先発フル出場した(『10番』レオナルド・ビッテンコートの退場により0-1敗戦……)。
その試合後、涙を流していたのがツェッテラーだったが……。
『ビルド』によると、フランクフルトからオファーが届き、ツェッテラーは口頭合意。さらにブレーメンも移籍金など条件面で大筋合意に至ったと報じた。移籍金は約500万ユーロ(約8億6000万円)プラス、80万ユーロ(約1億3000万円)だという。
この交渉にブレーメンが応じたのは、このほど昨季第2GKを担ってきた21歳の長田澪(ミオ・バックハウス Mio Backhaus)と契約更新に成功、しかもプレシーズンでは好パフォーマンスを見せていたからだろう。
ドイツ出身であり、母が日本人で、小学生時代から日本(川崎フロンターレジュニア)にいた長田はU-15日本代表とU-20ドイツ代表でプレー経験がある。13歳でドイツに戻ってからは、直近でもU-20ドイツ代表でプレー。身長194センチの高さと俊敏性を兼ね備え、日本代表入りも期待される一方、将来のドイツ代表守護神候補とも有望視される逸材だ。
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しかも8月23日のブンデスリーガ開幕戦では、いきなりフランクフルトとの一戦が組まれている。さっそく長田 対 ツェッテラーが実現するか!? フランクフルトの日本代表MF堂安律との対決も楽しみだ。