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【日本代表への推薦状】守田英正ら主力負傷…“点を獲れるボランチ”稲垣祥を推したい! W杯メンバー入り目指せる!! 9月シリーズ明日メンバー発表

稲垣祥 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

今シーズン名古屋で公式戦30試合・9得点。そのミドル砲は日本の武器になり得る。

 北中米ワールドカップ(W杯)まで1年を切ったなか、9月の米国遠征に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が8月28日に発表される。森保一監督率いる日本代表は日本時間9月7日11時からメキシコ代表、10日8時30分からアメリカ代表と対戦する。

 このメンバー発表前日の段階で、守田英正(スポルティングCP)、田中碧(リーズユナイテッドFC)、鎌田大地(クリスタル・パレスFC)と欧州の第一線でプレーするボランチ(センターハーフ)の主力3人が負傷により離脱している。

 さらに町田浩樹(TSG1899ホッフェンハイム)はブンデスデビュー戦で左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負った(全治期間未定)。また当初軽傷と言われた板倉滉(アヤックス・アムスデルダム)も直近の試合では欠場している。

 センターハーフ、最終ラインを中心に、東アジアE-1選手権に臨んだ国内組の抜擢も考えられる状況だ。安藤智哉(アビスパ福岡)、望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)は、チームの底上げのためにも招集される可能性がありそうだ。

 そうしたなか、ボランチで期待したい一人が名古屋グランパスの稲垣祥だ。今季はこれまでJ1リーグ27試合・7得点・3アシスト、公式戦通算30試合・9得点・3アシストと、ボランチとしては脅威の破壊力を見せている。

 北中米ワールドカップ(W杯)を見据えて、ここで招集されるか――。唯一のネックは33歳という年齢か。森保一監督の東アジアE-1選手権での招集は、あくまでもタイトル獲得にこだわっての実績重視だったのか、W杯も想定していたものなのか。後者であれば、この9月シリーズも稲垣にチャンスが巡ってくるはずだ。

 森保ジャパンは今後、4バックと3バックの併用を模索していくだろう。稲垣はいずれにも対応できる点が魅力である。いずれにせよ世界一を目指す戦いで、日本に不足してきた“ゴールを決められるボランチ”が求められている。

 3バックや5バックで守備を固めるチームも増加傾向にある。その壁をぶち破るためにも、田中のようゴール前へ飛び出していくタイプとともに、ミドルをぶちこめる大砲タイプ。まさに稲垣はいま希求されているタレントと言える。

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 どのような顔触れで、W杯のホスト国となる2か国と開催地となるアメリカで対戦するのか。楽しみだ!