まさに漢。京都の闘莉王がJ2通算100試合出場を得点&無失点で飾る
京都サンガF.C.でJ2通算100試合出場を達成、その試合で得点を決めた闘莉王。(C)りおた
徳島を相手に攻撃と守備で大車輪の活躍を見せる。
[J2 37節] 京都 1-0 徳島/2018年10月13日/西京極
京都サンガF.C.の田中マルクス闘莉王が節目のJ2通算100試合出場となった徳島ヴォルティス戦、センターフォワードとして先制点を奪い、試合終盤にはセンターバックに回って無失点に抑え、まさに大車輪の活躍ぶりでチームを1-0の勝利に導いた。
京都は4-3-3の布陣を採用し、闘莉王は最前線の頂点で先発。すると開始3分、石櫃洋祐のFKによるロングフィードに、ジャンプヘッドで合わせて先制点をねじ込み、幸先よく先制点をもたらした。
その後、ホームチームは徳島に攻め込まれる時間が続いたが、GK清水圭介を中心にゴールを割らせない。すると相手が攻撃に厚みを加えてきた70分過ぎ、闘莉王が最終ラインに入る5バックにして逃げ切りを図る。まさに総力戦。最後まで全員でハードワークを続け、2試合ぶりの勝利を収めた。
攻撃と守備、いずれも大きな仕事をした闘莉王は、これで4試合連続のスタメン起用、今季27試合出場4得点に。そしてJ2通算100試合出場29得点と(J1通算395試合75得点)という節目に「ゴール&無失点」と結果を残した。
京都は勝点37(10勝7分20敗)に伸ばし、J2残留に大きく近づいた。試合後のインタビューで、GK清水は「無失点に抑えられてホッとしている。最後の最後のところでDF陣と協力して、無失点に抑えられた」と振り返り、ジェロヴスキー監督は「ハードなゲームだった。後半1-0になったあと、闘莉王を下げて5バックにし、全員でよく守り切ってくれた。選手とサポーターのファイティングスピリットのお陰だ」と喜んだ。
京都は次節の20日、再びホームでアルビレックス新潟と対戦する。
文:サカノワ編集グループ