【鹿島3-0湘南】自滅ではなく必然のゴール。鈴木優磨、潰れ役になって2得点をもたらす
鹿島の鈴木優磨。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
チャヴリッチ、濃野公人、レオ・セアラが決める。
[J1 29節] 鹿島 3–0 湘南 / 2025年9月13日19:03 / メルカリスタジアム
J1リーグ29節、鹿島アントラーズが湘南ベルマーレとの一戦、チャヴリッチ、濃野公人、さらにレオ・セアラのゴールで3-0の勝利を収めた。2位に再浮上し、首位の京都サンガF.C.と勝点55で並んだ。
鹿島は鈴木優磨とレオ・セアラの2トップを前線に配置する4-4-2でスタート。対するアンカーを配置する3-5-2の湘南は自陣からのビルドアップで崩そうと試みる。
ホームチームの強力なプレスを湘南がかいくぐれるかが一つのポイントだった。
ただアウェーチームは時々背後を突くシーンを作り出したが、結果的に、鹿島の強度が一段階上回った。
48分、GK吉田舜からゼ・ヒカルドへのパスを、狙っていた樋口がインターセプトに成功。レオ・セアラを経由し、鈴木優磨の体を張った落としに、最後はチャヴリッチが決めてみせた。
決して湘南の自滅ではなく、鹿島が狙っていた形での得点だった。
さらに55分、樋口のCKから鈴木がダイビングヘッドを試みて再び相手DFを引き出すと、ファーサイドでフリーになっていた濃野がコントロールショットを突き刺した。
こうなると湘南は反撃の術を失う。自陣に押し込まれ、鹿島の猛攻が続く。
68分、レオ・セアラがディフレクションを起こしながらもシュートをねじ込み、大きな3点目をもたらした。
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湘南も終盤にチャンスを作り出したものの、日本代表に選ばれた早川友基の好セーブにも阻まれ、ゴールネットを揺らすことはできなかった。