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【鹿島】岩政監督がC大阪戦へ「より個の強さを警戒」。柴崎岳の加入による『化学反応』についても語る

鹿島の岩政大樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

「カシマスタジアムの一体感を呼び起こせる、良い試合をしたい」

[J1 27節] 鹿島 – C大阪/2023年9月16日18:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が9月15日、オンラインによる取材に応じて、翌日のホームでのセレッソ大阪戦に向けて決意を示した。リーグ戦逆転優勝へ希望を残すなかで、指揮官は「いまカシマスタジアムがすごくいい一体感を生みだしてきているので、それを呼び起こし、良い試合をしたいです」とC大阪、横浜F・マリノスと続く上位とのホーム連戦へ、ファンとサポーターへ共闘を呼びかけた。

 ルヴァンカップ準々決勝の名古屋グランパスとの第2戦を延長戦の末に落とし、トータルスコア2-3で敗退。今季狙えるタイトルはリーグ戦のみとなった。首位のヴィッセル神戸から9ポイント差で、今後はトップ2チームなど上位との直接対決が控える。チームの最大値を出していければ、まだ十分勝機はある。

「名古屋戦のあと、選手たちには『成長しよう』という言葉をかけました。(週明けのトレーニングでは)その先の相手を圧倒するところまで、まだ行けていないこと、その手前までは来ているところ、それを確認し共有しました。次の課題であり、相手を圧倒していくためのトレーニングをしていこうという話をして今週の練習に入りました。勝敗のところに惑わされず成長していく、そういう形でトレーニングしています」

 また柴崎岳加入後、チームに起きた化学反応も感じ取る。

「岳が帰って来てからの数週間、チームの雰囲気は素晴らしいです。選手一人ひとりが成長したい意欲を持ちながら取り組んでいます。これをタイトルを獲る時までやり続けようという話をしています。その道の途中です」

 そしてC大阪戦へ。鹿島とともに両者似た順位変動をしてきただけに、ここでの現在地を結果で示したいところだ。

「前半戦は結果が出ないなかでスタートし、そこから徐々に上がってきて、8月でさらに上位陣に食い込んできた。(鹿島とC大阪の順位は)ずっと同じようなところにいた気がします。シーズンを追うごとにチームが固まってきた印象が、僕らにも、彼らにもあります。(C大阪は)前半戦4-3-3と併用していましたが、今年獲得してきた外国人選手を中心に固まってきた印象があります。より個の強さを警戒しなければいけない相手だと思います。自分たちと、また違った特長を持ったチームなので、そこは警戒したいです」

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 このC大阪戦、そして24日の横浜FMとホームでの連戦になる。岩政監督はカシマスタジアムでともに闘ってほしいと呼び掛けた。

「ホームでの上位との連戦。タイトルを一つ失いましたが、(リーグへの)意気込みや取り組んでいるところ、成長しているところを見せて、サポーターの方たちともう一度、タイトルに向けて勢いを出したいです。自分たちがプレーや姿勢で示し、そして、いまカシマスタジアムがすごくいい一体感を生み出してきているので、それを呼び起こして、良い試合をしたいです」

Posted by 塚越始

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