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運命の再戦。内田篤人”CLラストマッチ”がレアル・マドリー戦だった

レアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドと対峙するシャルケ時代の内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

アウェーで4-3の勝利を収めるものの、2戦合計は1点差で敗れる。クラブW杯、今度は鹿島で挑む!

[クラブW杯] 鹿島 – レアル・マドリー/2018年12月19日20:30(日本時間20日1:30)/ザイード・スポーツシティ・スタジアム

 鹿島アントラーズのDF内田篤人は、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)に通算29試合出場(他にCL予選2試合出場)し、1ゴール2アシストを決めている。総出場時間は2418分。

 最高位は加入した2010-11シーズンのベスト4。準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、内田はいずれもフル出場したものの0-1、1-4で敗れている。

 その後は三度ベスト16に進んだ。ガラタサライが一度、そしてレアル・マドリーが2度。

 内田は2015年2月18日のホームゲームに右サイドバックとして90分フル出場。クリスチアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルの3トップと対峙し、0-2で敗れた。

 続く3月10日のアウェーのサンチャゴベルナベウでの一戦は、81分からピッチに立ち、その3分後にクラース・ヤン・フンテラールのゴールが決まり、4-3と勝ち越しに成功。アウェーゴールルールで、同点に追い付けば奇跡の逆転勝利となったが……。しかしあと一歩及ばず、2戦合計スコアは4-5で敗れた。

 2013-2014シーズンの決勝トーナメント1回戦の2試合は負傷より欠場している。

 そのレアル・マドリー戦に勝った一番が、内田にとって、これまでのところ”CLラストマッチ”となっているのだ。

 それでも、鹿島のように力のあるチームにいれば、どんな相手とも対戦できる、再戦できるチャンスはある――。内田はそんなフットボーラーの生きざまを示す。

「正直、クラブワールドカップに、ヨーロッパのチームがどこまで本気なのかは分からない」と、大会前、内田は語っていた。つまり、逆に言えば、勝機は十分にあり得るともいえる。

 内田が掴んだレアル・マドリーとの再挑戦の権利。シャルケブルーからアントラーズレッドへ。鹿島のユニフォームを身にまとい、内田がUAEのピッチで歴史的な勝利を目指す。

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

文:サカノワ編集グループ

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