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【鹿島】植田直通「すごくいい声が出るようになった」

鹿島の植田直通。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「ポポさんがやってきたことを使いながら、それがチームの強みにもなっています」

[J1 35節]川崎 1–3 鹿島/2024年11月1日19:00/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

 J1リーグ35節、鹿島アントラーズが知念慶、樋口雄太、三竿健斗による前半の3ゴールで、川崎フロンターレに3-1の勝利を収めた。中後雅喜監督の就任後、待望の初勝利に。

 センターバックでフル出場した植田直通は東京ヴェルディ戦での0-3から同点に追い付かれた過去を踏まえ、この勝利に安堵した。

「このスタジアムで1点を与えてしまえば、フロンターレが追い付ける力があると分かっていたので、最後(90+2分)に1失点したものの、途中まではしっかりゼロに抑えて時間を進められることもできました」

 また、ポポヴィッチ監督の“遺産”を活用しながら、中後雅喜監督の守備の要素などを組み入れ、バランスも取れてきつつあるという。

「いろいろ取り組んでいるものがありますが、相手がいることなので、出せないところもあります。一方、相手がずっとボールを持っていても、自分たちの強みを生かせる時もあります。こうした試合で勝ちを拾っていく強さをつけないといけない。今は監督が変わって新たに取り組んでいますが、ポポさんがやってきたことを使いながら、それがチームの強みにもなっています」

 そして中後体制初勝利に。ピッチ上では、”ポジティブな声”が増えているという。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表の植田は「なかでの声掛けは、すごくいい声が出るようになったと思います。1失点しましたが、下を向く選手ばかりではなかったし、次の失点をさせないことに集中できていました」と頷いた。

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 鹿島のホームゲームは今季残り2試合。9日14時から名古屋グランパスと対戦する。