【浦和】神戸戦、スコルジャ監督が根本健太の先発を明言。安部裕葵の“年内起用”にも言及
安部裕葵 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
「今週はマリウスと健太を組ませて練習してきました」。さらに、チアゴ・サンタナもメンバー入りへ。
[J1 33節]浦和-神戸/ 2025年10月4日17:00/埼玉スタジアム2002
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が10月2日、オンラインによる記者会見に応じて、2日後のホームでのヴィッセル神戸戦に向けて抱負を語った。
浦和は現在、勝点49でリーグ8位。直近4試合ノーゴールで2分2敗と未勝利が続く。対する神戸は首位・鹿島アントラーズと勝点4差の60ポイントで2位につける。
累積警告によりダニーロ・ボザが出場停止になるなか、指揮官は流通経済大学から今季加入した22歳・根本健太の先発を明言した。
「健太がスタメンでプレーするチャンスになると思います。センターバックに必要な能力を備え、ハードワークできる選手。最も大きな武器はビルドアップで、最終ラインをマネジメントできる性格も持っています」
一方、神戸はマテウス・トゥーレルが出場停止になる。
「偶然にも両チームのメインのセンターバックがいない興味深い状況です。今週はマリウスと健太を組ませて練習してきました。ビルドアップで少し変える部分もあり、二人を長い時間プレーさせようとしてきました」
さらに5試合ぶりのゴール奪取と勝利に向けて、背後を突く動きをポイントに挙げた。
「ゾーン3(ファイナルサード)の連係に力を入れてきました。ゾーン2(ピッチを3つに分けたミドルゾーン)でのビルドアップ時、背後を狙う動きをボランチの柴戸海も見せています。(松尾)佑介が前線にいる時、長い距離を走って裏へ抜け出すことも狙っています。そこでのタイミングが合わなかったり、パスが短くなったりすることがあり、ゾーン3に入ったあとのスピードアップが課題だと思います。
背後に抜ける動きが必要で、ボールを受けられればチャンスになり、あるいはボランチやディフェンダーを1枚引き剥がせます。ヴェルディ戦では、ワンタッチプレーのスピードを上げるところが欠けていたと思います」
また、トレーニングで強度を高めている安部裕葵の起用について問われると、指揮官は次のように答えた。
「年内にはチャンスを与えたいと思っています。たくさんのサポートを受けながら、大きなケガからの復帰を目指して、すごく頑張っています。練習での姿を見ると、公式戦出場へどんどん近づいていると感じています」
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さらにチアゴ・サンタナも負傷から復帰。練習試合ではPKによるゴールも決めている。この神戸戦では「メンバー入りする可能性が高い」と、スコルジャ監督は期待していた。