日本代表入り待望論も!レフティ東俊希が鮮やか直接FK弾「自信はあった」。広島が柏を下しルヴァン杯戴冠
広島の東俊希。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
6万2466人大観衆の注目を集めたなか、「力を示すことができて、やっぱ興奮しましたね」。
[ルヴァンカップ決勝] 柏 1–3 広島/2025年11月1日13:09/国立競技場
ルヴァンカップ決勝、サンフレッチェ広島が荒木隼人、東俊希、ジャーメイン良と前半に3ゴールを決めて、柏レイソルに3-1の勝利を収めた。広島は2022年以来3年ぶり二度目の優勝。
試合の趨勢を決定づけたのが、広島が1-0とリードして迎えた38分、東の直接フリーキック弾だった。
ゴールまで約26メートル。ボールをセットした東は「近くもなく、遠くもなく。ファーのコースがあり、自信はありました」と言う。
「選択肢を持ってしまうと迷って上手く蹴れないので、もう決めていました。壁を越えて落とそうと。壁を越すことに集中していました」
この試合を前に、左足を痛めたため出場が危ぶまれた。ただ、2022年の試合も負傷離脱中で出られなかったこともあり、今回は、何としてもピッチに立ちたかったという。
「決勝に出られるかちょっと不安な部分はありました。トレーナーの皆さんがすごい時間をかけて治療してくれて、今日すごくいい状態で迎えられたので感謝しています。ケガをしたことがあまりないけれど、この決勝は痛くても出るつもりでいました。痛みはありましたがアドレナリンが出ていたので気にならず、あとは気持ちでした」
6万2466人の大観衆の注目を集めたなかでの会心のショットに、「そういう力を示すことができて、やっぱ興奮しましたね」と自信を胸に頷いた。
25歳のレフティは、各年代別の日本代表に選ばれてきた。左利きの攻撃的ウイングバックとして、そろそろ森保一監督率いるフル代表入りが待望される一人だ。
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11月シリーズのメンバー発表が間もなく行われる。東のサプライズ招集もあるか――。




