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【日本代表】森保二次政権『シン・3バック』、南野拓実はカタールW杯と全く異なると強調「当時は守り切るため。今はより攻撃的という共通意識がある」

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「ワールドカップでは守り切るためというニュアンスが強かったが…」

[北中米W杯アジア3次予選 C組第1戦]日本代表 – 中国代表/2024年9月5日19:35/埼玉スタジアム

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)第1戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が9月5日19時35分から、埼スタで中国代表と対戦する。FIFAランキングは日本18位(アジア1位)、中国87位(同13位)。

 フランス1部ASモナコで主力として活躍する南野拓実(Takumi MINAMINO)は試合前日の4日、森保一監督の第二次政権では、システムとともに戦い方の選択肢も増えていることを強みの一つに挙げた。

「前回(カタールW杯)の最終予選に比べて、システムのパターンが増え、サイドで相手の脅威になれる選手がいます。そういう意味では、引いた相手に対するバリエーションは、アジアカップも踏まえ、積み上げてきたものはあります」

 そう語る南野は「僕はそういった選手たちの中でしっかり上手くライン間で受けて、距離間よくスムーズに攻撃につなげられるような役割をできればと思います」と、周囲と連動しながら、それぞれ持ち味を発揮することを狙う。

 また、3-4-2-1が一つのパターンになりつつある。ただし、カタールW杯のような「守備を固める→カウンター一発」という戦い方ではない。もちろんアジア対策の一環ではあるが、南野はシステムは同じでも、コンセプトが全く異なると強調した。

「5バック(3-4-2-1、守備時は5-4-1)でスタートしても、より攻撃的という共通意識があります。ワールドカップでは守り切るための5バックというニュアンスが強かったです。今はよりワイドを生かしてボールを握るようになったので、違いがあります。

 相手にもよると思いますが、プレーしながらファイブ(5バック)に可変できる選手たちが揃っています。自分たちでもピッチ上で(戦い方を)判断できればいいと思います」

 そのなかで同じフランスリーグ(リーグ・アン)でプレーするスタッド・ランスの伊東純也の復帰は心強いと言う。

「純也くんの縦の突破は脅威があり、すごく心強いです。しかも、引いてきたシチュエーションの中では、すごく助かります。大きな戦力が帰ってきて嬉しく思います。スピードを生かす攻撃は一つのパターン。ゴール前でどのようなタイミングでクロスに入っていくかなど、いつもそういった話はしています」

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 モナコでトップ下に君臨する29歳の南野はこの中国戦、「おそらく僕らがボールを握る時間が長くなると思うので、個人的にはそこでボールを引き出し、味方との距離感を考えて、ゴールへ迫っていく動きを意識したいです」と、全員でゴールを奪い切りたいと決意を示していた。

Posted by 塚越始

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