19歳GK大迫敬介の日本代表での呼び名は何と鹿島の”あの”選手に!

大迫敬介。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「サコ」と「ケンスケ」がいることから――。

[キリンチャレンジカップ] 日本 0-0 トリニダード・トバゴ/2019年6月5日/豊田スタジアム

 キリンチャレンジカップとコパ・アメリカ(南米選手権)に臨む日本代表に初招集されたGK大迫敬介が、トリニダード・トバゴ戦でベンチ入りを果たした。出場機会は得られなかったものの、「相手チームにも海外組の選手いて、こうした舞台でなければ感じられないシュートやアタックの鋭さや強さを感じられました」と振り返った。

 そんな19歳の大迫にとって、日本代表に合流した当初悩みの種があった。

 みんなにどのように呼んでもらえばいいか――。

 所属先のサンフレッチェ広島では「サコ」と呼ばれている。ただ日本代表の「サコ」と言えば、エースストライカーである大迫勇也が、もはやチーム内にとどまらず、全国的に定着している。

 そして今回はFC東京の永井謙佑(ケンスケ)がいるので、「ケイスケ」だと分かりにくい。なかなか悩ましい”問題”が浮上したのだ。

 しかし、そこでチーム最年長の川島永嗣一言が解決へと導いた。

「ケイスケだと、永井謙佑(ケンスケ)くんがいて曖昧で分かりにくい。そんな話をGK練習をしている時にしていて、そこで川島永嗣さんから言われたんです。『そういえば鹿島のクォン・スンテにそっくりだな』と。それで、スンテと呼ばれるようになりました。実は広島でもスンテさんに似ていると言われたことがありました。まだ『サコ』と言われると、振り向いちゃいますけれどね。スンテとみんなから呼んでもらいます」

 こうして「日本代表のスンテ」が誕生したのだ。昨季はアジアチャンピオンに導いた鹿島の闘志が、日本代表の若き守護神と、ある意味”共闘”することになった。

 さてトリニダード・トバゴ戦では、シュミット・ダニエルが日本のゴールマウスを90分間守り切った。大迫はそのプレーから刺激を受け、広島での自身の立場と重ね合わせていたという。

「チームが勝てていなかった(5連敗のあと浦和に快勝)要因は、数少ないミスを決められていたから。今日はそんなチームの状況と似ていて、ピンチは少なかったですけれど、0-0で行けば負けませんからね。こうした試合もあるのだと改めて思って見ていました」

 そして日本代表のピッチに立つことは目標となった。その日のイメージはできた――。

「まずゼロで抑える。そこに集中し、自分の強みを出していきたいです」

 大迫はまっすぐ前を見つめ、そう意欲を示した。

鹿島のクォン・スンテ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

文:サカノワ編集グループ

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