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日本代表MF原口元気、ウニオンでデビュー!ポジションは中盤の…。レバークーゼンと上々ドロー

原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ドイツ・ブンデスリーガ開幕!マリノスから完全移籍の遠藤渓太はメンバー外。

[ブンデスリーガ1部 1節]  ウニオン・ベルリン 1-1 レバークーゼン/2021年8月14日/アルテ・フェルステライ

 ドイツ・ブンデスリーガの2021-22シーズンが開幕を迎え、ハノーファー96からウニオン・ベルリンに完全移籍した日本代表MF原口元気が、バイエル・レバークーゼン戦で先発出場を果たした。チームメイトである2年目(今季は横浜F・マリノスから完全移籍)の遠藤渓太はメンバー外。試合は1-1で引き分けた。

 注目されたのが、原口のポジションだ。ウニオンは、5-3-2(3-5-2)の布陣を採用。原口は中盤2列目「3」の右に入ってスタートさせた。

 その中盤の「3」が激しいチェイスをしてボールに絡み、そこからのショートカウンターでゴールを狙うのがウニオンのスタンダードな形に。

 すると6分、まさにその狙い通り、ホームチームが電光石火のゴールを決める。

 ハーフウェーラインを敵陣に越えたあたりで原口を含めた中盤のチェイシングからボール奪取に成功。東京オリンピックのドイツ代表にオーバーエイジとして参戦した元ドイツ代表マックス・クルーゼのロブパスから、抜け出したタイウォ・アウォニイが相手をかわしミドルレンジから右足で豪快に決めて先制! 新型コロナウイルス感染症対策のため半分にあたる人数の動員が認められたホームスタジアムに歓喜をもたらした。

 昨季6位だったレバークーゼンと7位ウニオンという、今季の行方を占う上で両チームにとって試金石になる一戦。ただ、そこからは地力に勝るレバークーゼンが挽回する。 

 12分、一気にボールを持ち込まれ、原口も帰陣したが一歩及ばず、ムサ・ディアピに決められて同点に――。その後もアウェーチームが優位に試合を進めている。

 後半途中、選手交代をするなかで、原口は左MFでもプレー。70分過ぎにはカットインからシュートを放ったが、味方に当たりオフサイドに。そこから足を攣ってしまい、81分に交代をしている。

 ボール支配率は36対64と下回ったが、機動力で上回りながら、テクニックが全く色褪せないクルーゼを生かしてゴールに迫るというウニオンのスタイルは伝わってきた。そのなかで、原口はしっかりハマっている印象だ。3シーズンぶりの1部リーグ、上々のスタートを切った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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