【サッカー日本代表】久保建英の招集に森保監督「ケガをする大きなリスクはない」と判断。2か月前から左足首痛を抱え、ようやく戦列復帰
久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
レアル・ソシエダでは、不動のレギュラーとは言えない状況に。
キリンチャレンジカップ11月シリーズ(14日:ガーナ代表戦@豊田スタジアム、18日:ボリビア代表戦@国立競技場)に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバー26人が11月6日に発表された。
そのなかで負傷からの復帰直後である久保建英も招集された。
久保は9月のアメリカ遠征・メキシコ代表戦(0-0)で負った左足首の捻挫が完治せず。10月のブラジル代表戦を経てスペインに戻ったあと、公式戦3試合で欠場が続いた。そして直近のアスレティック・ビルバオ戦(2-1)でベンチ入りし、後半途中から約30分間プレーした。
最近は日本代表の活動後、コンディションを落とすことを繰り返している。そうした状況での招集を問われた森保一監督は 「シンプルに答えますと、『できる』という判断で招集しています」と答え、次のように説明した。
「常に選手たちは治療とトリートメント(処置)を重ねています。プレーができるように、トレーナーには選手のいい状態を作ってもらえればと考えています。無理な状態で日本代表に招集させてもらうのではなく、ケガをする大きいリスクを抱えてプレーするのは避けたいですし、その問題はないかなと思っています」
あくまでもプレーが可能だと見て、招集を判断したということだ。
「彼の復帰戦、プレー自体のキレは間違いなくあり、クオリティも高かったです。日本代表とクラブのメディカルスタッフが、リハビリをしている時、試合に出ていても出ていなくても、その過程で何か問題があれば共有しています。今回、映像でプレーを見て、メディカルの部分も確認し、招集させていただきました」
一方、久保が欠場する間に、レアル・ソシエダではゴンサロ・ゲデスが久保の担ってきた右MFのポジションで躍動。ゲデスをはじめ新戦力がフィットしてきたレアル・ソシエダは、徐々にチームも結果を残しつつある。セルヒオ・フランシスコ新監督のもと、久保もこれまでのような不動のレギュラーとは言い切れなくなっている。
日本代表とレアル・ソシエダの両輪で好転し、ここからW杯まで突き進んで行く。この今年最後の日本代表での活動となる11月シリーズ、久保がそのための力強い一歩を踏み出せるか。




