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【川崎フロンターレ】元日本代表の車屋紳太郎が今季での引退を発表、背番号と同じ『7』つの主要タイトルを獲得

攻撃参加は少なかったが、安定した守備を見せた車屋(5番)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「チームの歴史が変わる瞬間に立ち会えたことは、自分にとってかけがえのない財産です」

 J1リーグの川崎フロンターレは11月17日、元サッカー日本代表DF車屋紳太郎(Shintaro KURUMAYA)が今季限りで現役引退すると発表した。

 熊本県出身で33歳になる車屋のこれまでのキャリアは、タイケンスポーツクラブ熊本 ― 太陽スポーツクラブ熊本 ― 熊本ユナイテッドSC[長嶺小学校] ― 長嶺中学校 ― 大津高校 ― 筑波大学 ― 川崎。日本代表として通算4試合に出場している。

 川崎では筑波大での特別指定選手時代を含め12年間在籍。J1リーグ4回(2017年・2018年・2020年・2021年)、 ルヴァンカップ1回(2019年)、 天皇杯2回(2020年・2023年)と、背番号と同じ『7』つの主要タイトルを獲得してきた。

 2017年のリーグ初制覇を皮切りに、これまで川崎の全タイトル獲得に大きく貢献してきた。唯一、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のみ手が届かなかった。

 車屋はクラブを通じて次のようにコメントしている。

「2014年に特別指定選手としてフロンターレに加入してからの12年間、たくさんの応援をありがとうございました。川崎フロンターレでプロとしてのキャリアを始められたことを、今あらためて誇りに思っています。

 ここ数シーズン、ピッチでなかなかチームの力になれず苦しい時間が長く続きました。どこかで区切りをつけなければいけない――その思いが強くなり、この度引退という決断に至りました。

 プロサッカー選手としての時間をこのクラブ一筋で過ごし、最後はフロンターレで終わりたいという思いが強かったです。フロンターレで過ごした日々には、良い時も悪い時もありましたが、どんな時も温かく応援してくれたファン・サポーターの皆さんには感謝しかありません。

 多くのタイトルを仲間と共に勝ち取れたこと、そしてチームの歴史が変わる瞬間に立ち会えたことは、自分にとってかけがえのない財産です。

 今シーズンも残り約3週間、フロンターレの一員としてサッカーができる時間を楽しみたいと思います。

 これまで、どんな時も支えてくださったフロンターレサポーターの皆さん。ACLや代表選出時など、国内外を問わず応援してくださったすべての方々、そして、これまでのサッカー人生に携わってくださった皆様に、心より感謝しています。

 12年間、本当にありがとうございました」

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 川崎は11月30日にホーム最終・サンフレッチェ広島戦に臨み、12月6日の最終節はアウェーで浦和レッズと対戦する。