野々村チェアマンがルヴァン杯・名古屋優勝でコメント「今日の試合はすごい『作品』だと思いました」
野々村芳和チェアマン。(C)SAKANOWA
今回から60クラブが参加、「地域でどうやって熱をつくるか、どのようにクラブを輝かせるかを、一番大切な目標としています」。
Jリーグの野々村芳和チェアマンは11月2日、名古屋グランパスのルヴァンカップ優勝を受けてコメントを発表した。
野々村チェアマンは次のようにこの激闘を制してのタイトル獲得を称賛している。
「名古屋グランパスに関わるすべての皆さま、2024JリーグYBCルヴァンカップ優勝おめでとうございます。延長、PK戦の激闘を制し、2021年以来二度目のルヴァンカップの栄冠を勝ち取りました。
今日の試合はすごい『作品』だと思いました。試合内容はもちろん劇的でしたし、選手、現場のスタッフの頑張りも素晴らしいものがありました。また、天候の影響で、残念ながら試合をすべて見ることができなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、リーグカップ戦最多、今シーズンJリーグ公式戦最多となる62,517人の方にご来場いただきました。
30年以上Jリーグをやってきた積み重ねもあって、これだけ多くの人がこの悪天候の中で集まっていただけることを再確認することができ、すごく感動しました。
クラブの社長として、2019年のルヴァンカップ決勝の舞台に立ちましたが、クラブがこの決勝という場所に来て良い試合を見せることができたことが、一つの大成功だと思ったことを思い出しました。一番大きな印象に残った出来事として今でも記憶に残っています。
今年からルヴァンカップは全60クラブが参加し、どのクラブもタイトルを狙える大会となりました。地域でどうやって熱をつくるか、どのようにクラブを輝かせるかを、一番大切な目標としていますので、本大会を通じていくつもの地域でJ2・J3クラブがJ1と戦い、サポーターも含めて盛り上がりをつくることができたことは喜ばしいことでした。
各地域で一つのクラブをどう作っていくかは一番大事なことなので、今日の決勝のような試合をより多くの方に届けていくことで、Jリーグは、『60クラブがそれぞれの地域で輝くこと』と、『ナショナル・グローバルコンテンツとなるクラブがいくつも出てきてほしい』という二つを実現していきたいと思います。
最後になりますが、1992年の第1回大会より長きにわたり特別協賛いただいているヤマザキビスケット株式会社、試合を中継いただいたフジテレビをはじめ、多くの皆さまに大会運営を支えていただいたことに心より感謝申し上げます。
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