【浦和】スコルジャ監督、今季最終・川崎戦へ「チアゴとマリウスに出場機会を設けたい」。警戒する「心臓部」の3選手とは?
浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
今季総括or来季見据えた一戦か。指揮官の答えは――。
[J1 38節] 浦和 ― 川崎/2025年12月6日14:00/埼玉スタジアム
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が12月4日、オンライン取材に応じ、2日後のホームでのJ1リーグ最終38節・川崎フロンターレ戦に向けて抱負を語った。
この試合は、今季の総括かそれとも来季を見据えた一戦か、どちらの意味合いが強いかと問われると、指揮官は「二つの側面のミックスになると思います」と答えた。
今季限りで退団が発表されているチアゴ・サンタナ、マリウス・ホイブラーテンについては「出場機会を設けたいと思っている」と言及。一方で「最優先は岡山戦よりもチャンスを作り、得点を決めて勝ち、ファン・サポーターの皆さんに喜んで帰ってもらうことです」とも強調した。
また、川崎は今季J1で最多67得点を記録しており、「(ルヴァンカップ第2戦のような)ミスは避けてプレーしたい。最もチャンスを作り、最もゴールを決めているチーム。私たちのディフェンスが試される試合にもなる」と警戒した。
「サイドバックが攻撃的に来ることが予想されます。ボールをしっかりキープし、中盤と連動して崩せるエリソンはすでに13点を獲っている重要な存在。マルシーニョのスピードも脅威だが、私にとってこのチームで最も重要なのは山本(悠樹)、河原(創)、脇坂(泰斗)の中盤の連係です。彼らは川崎の心臓部と言えます。非常に賢い選手たちで、ボールをキープするのか、それともスピードアップするのか判断しながらプレーできる選手たちです」
今季浦和から3得点を奪っている伊藤達哉は、累積警告により出場停止となる。
また、ファジアーノ岡山戦(1-0)でデビューした特別指定の肥田野蓮治(Renji HIDANO)、植木颯(Hayate UEKI)については、「浦和の未来。ただし、まだ過大評価しないほうがいい」と述べ、「練習試合でも非常に高い数値を残していた」と才能を認めつつ、一歩ずつ成長させるべきだと語った。二人は所属する大学の試合に出場するため、最終節にはエントリーしないということだ。
いま読まれている記事>>【J1監督動向:2025~2026】吉田孝行氏が清水へ、スキッベは神戸!? 浦和スコルジャ続投
クラブによると、川崎戦のチケット販売は約5万2000枚に達しているそうだ。




