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U-19日本代表の練習中に観客席でボヤ騒ぎ。選手たちは…

U-19日本代表の練習中に観客席の手前で白煙がたちこめた.。(C)SAKANOWA

「初めてのことだよ!」と現地セキュリティスタッフも驚き、消火活動にあたる。

 U-19日本代表は10月20日、インドネシアのチビノンのスタジアムで前日の北朝鮮戦に出場しなかった選手と途中出場の安部裕葵、三國ケネディエブスがトレーニングを行った。強い日差しのなか、1対1のマッチアップなどで心肺機能や体を追い込むなど、約2時間にわたり汗を流した。

 その練習中の出来事だった。ハーフコートを使用していると、逆サイドのゴール裏のスタンド前から白煙が起きた。その煙は次第に増え、火が起きていることが分かる。するとセキュリティについていたボランティアスタッフら約5人がバケツやホースを持って消火活動を開始。素早い対応によって間もなく火は消されて、スタンドなどへの延焼は見られなかった。

 日本代表の影山雅永監督と選手たちは練習に集中。ボヤは逆サイドで起きていて風もその方向に吹いていたこともあり、気にすることなく、メニューをこなしていった(もちろんスタッフは関知していた)。

 今年のアジア大会に続いてこのスタジアムのセキュリティを担当しているという現地在住の男子大学生は、「この暑さで、スタンドの前に生い茂っていた雑草から発火した。自分もこのスタジアムで初めて見た。ちょっとパニックになったよ!」と驚いた様子だった。インドネシアでは山火事や林野火災の自然発生は多いようだが、まさかスタジアムで起きるとはさすがに追わなかったようだ。

 芝生も丁寧に管理されているこのスタジアムは、U-19日本代表のメインの練習場になりつつある。観客席など施設への影響は見られないため、今後の使用は問題なさそうだ。

マッチアップのトレーニングで汗を流す荻原拓也(左)と滝裕太。(C)SAKANOWA

間もなく鎮火された。(C)SAKANOWA

文:サカノワ編集グループ

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