W杯は大丈夫!? 日本代表MF鎌田大地が負傷、しかも筋肉系ではない…最大10週間離脱。超過密日程により若手抜擢、パレスはカンファレンスリーグで…
鎌田大地 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
フィンランドのクオピオン・パロセウラと2-2ドロー。
[UEFAカンファレンスリーグ LF6節] クリスタル・パレス 2-2 クオピオン・パロセウラ/2025年12月19日(現地18日)/セルハースト・パーク
UEFA欧州カンファレンスリーグのリーグフェーズ6節、クリスタル・パレスFCはフィンランド王者クオピオン・パロセウラと2-2で引き分けた。48時間の間に2試合に臨む過密日程のため、オリバー・グラスナー監督は複数のアカデミー選手を起用し、主力をターンオーバーした。
グラスナー監督は試合前の記者会見で、直前のプレミアリーグ、マンチェスター・シティ戦で負傷交代した日本代表MF鎌田大地の状態について説明。「ハムストリングの重い負傷で、少なくとも8週から10週間は離脱する」と明かした。着地時に負ったもので、いわゆる通常の筋肉系トラブルとは異なるという。
この日は主力を分散させ、アカデミーの選手にも出場機会が与えられた。指揮官は「18日、20日、23日と続く試合を考えれば、同じ選手を連続で先発させるのは無責任だ」と説明。実際、20日には敵地でリーズ・ユナイテッドと対戦し、さらにカラバオカップ準々決勝も控えている。
オーストリア出身の監督は若手起用についても前向きで、「国際大会で2万5000人の前に立てるのは特別な経験。完璧を求めず、自分の武器を示してほしい」と期待を寄せた。実際に守備陣を中心にアカデミー組がピッチに立ち、チームは2点を奪って引き分けに持ち込んだ。
鎌田の長期離脱は、年末年始の戦いを見据えるパレスにとって大きな痛手である。加えて、3月の活動を経て、6月の北中米ワールドカップ(W杯)へと突入する日本代表にとっても、このタイミングでの司令塔の負傷は気になる不安材料となる。
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グラスナー監督は「残念だが、これもフットボールの一部」と受け止め、まずは目前の連戦をどう乗り切るかに集中していた。




