アルテタ監督が評価する冨安健洋の姿勢「全力でデュエルに勝とうとしている」。アーセナル、クリスタル・パレスと劇的ドロー
クリスタル・パレス戦でフル出場したアーセナルの冨安健洋。 (Photo by Catherine Ivill/Getty Images)
「彼は全てのボールに対して戦っている」
[プレミアリーグ 8節] アーセナル2-2 クリスタル・パレス/2021年10月18日21:00(日本時間19日4:00)/エミレーツ
イングランド・プレミアリーグ8節、アーセナルFCはクリスタル・パレスFC戦、一時逆転を許しながらも90+5分のラストチャンスで、アレクサンドル・ラカゼットが決めて2-2の引き分けに持ち込んだ。
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は右サイドバックとして5試合連続のスタメン出場、4戦続けてフル出場を果たした。
攻撃面では、ニコラ・ペペとのワンツーからピエール=エメリク・オーバメヤンの先制点を演出、またセットプレーからノーファウルで競り合いラカゼットの劇的弾にもつなげた。
一方、ビルドアップ面では苦戦。危険な横パスを何度か奪われ、そこから1失点目も決められてしまった。
アーセナルのミケル・アルテタ監督は試合後の記者会見で、次のように試合を振り返っている。
「この試合には様々な局面がありました。序盤は勇気を持って試合を支配し得点できました。その後、ボールとゲームをコントロールできずネガティブなシーンが続きました。後半は相手に二つのつまらないゴールを許してしまいましたが、最後に再び主導権を握ることができました」
またスペイン人指揮官は、冨安のプレーぶりについても語っている。
「彼は全てのボールに対して戦っていて、全力でデュエルに勝とうとしていました。彼のパフォーマンスには、とても満足しています」
アーセナルは3勝2分3敗で12位。冨安加入後にチームはリーグ3連勝したものの、最近は2試合連続ドロー。冨安にとっても、アーセナルにとっても、一つ突破したい壁と向き合っている。
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[文:サカノワ編集グループ]