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【日本代表】久保建英が語った「シュートを打つ責任」。あらゆる選択肢があるなかで放った計5本

久保建英。(C)SAKANOWA

パラグアイ戦はまたもノーゴール。「打ったからには、全部決めなければいけなかった」

[キリンチャレンジカップ] 日本 2-0 パラグアイ/2019年9月5日/カシマサッカースタジアム 

 日本代表の久保建英はパラグアイ代表戦、シュート5本を放ったもののクロスバー直撃の一撃など決め切れず、国際Aマッチ初ゴールはお預けとなった。これで国際Aマッチ5試合0得点。

 計5本。久保はシュートを打つことは責任を伴うものだと語る。パスの選択肢もあるなかで、「フィニッシュ」を選択する。絶対に決めなければならないと自覚する。

「打ったからには全部決めないといけなかったと思います。入っていないことが全て。うーん……って感じですね」

 ただし、打たなければ決まらない。そこはアタッカーである以上、躊躇わず、積極的に狙っていきたいとも強調していた。

「決めようと思わなければ、シュートは決まらない。いつか入ることを信じて、狙っていきます」

 そして久保は「一生、入らないことはない。もう、今日の試合は終わったので、また次に切り替えます」と、9月10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー代表戦へ気持ちをシフトしていた。

 初招集から3か月。力のあるパラグアイ代表から、多くのチャンスを作り出せたことは自信にしていいはずだ。とはいえ、やはりインパクトを残すには、目に見える結果をそろそろ残したかった。何よりスペインに渡ってから、まだ実戦でゴールを決められずにいる。

 FC東京時代、久保自身のパフォーマンスは傑出していくなか、J1初ゴールが決まるまで、少し時間がかかったことも思い出される。ただ、5月12日の11節・ジュビロ磐田戦でカミンスキーの牙城を打ち破る1点を決めると(試合は〇1-0で勝利)、そこから4試合4ゴールと一気に自ら勢い付き、チームにも勢いをもたらした。

 日本代表でも待望のゴールは間違いなく近づいている。ただし、日の丸のユニフォームを着るチャンスは限られている。カタールへ向けた最初の試合で、その待望の「1点」を決められるか――。

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[取材・文:塚越 始]

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