【日本代表】”主審は石ではない”久保のパスから「新ルール」で試合ストップ

久保建英。(C)SAKANOWA

中央にポジションを取り、左へ展開したが…。

[キリンチャレンジカップ] 日本 2-0 パラグアイ/2019年9月5日/カシマサッカースタジアム 

 日本代表対パラグアイ代表、日本が2-0でリードして迎えた試合終盤、久保建英のパスから「新ルール」により試合が中断する一幕があった。

 81分、後半開始から右MFで出場していた久保が中央にポジションを取り、味方との連係から、左サイドの空いたスペースへ展開。原口元気に渡ればビッグチャンスになる――。そこで久保が左足から放ったパスが、キム・ジョンヒョク主審に当たってしまった。

 すると、そのボールがパラグアイに移る。

 そこでキム・ジョンヒョク主審は笛を吹いて試合をストップ。日本のドロップボールを指示した。

 これは2019-2020シーズンから国際サッカー評議会(IFAB)の通達で示された「新ルール」の一つだ。

 サッカーでは『主審は石と思え』と言われ続け、これまでであれば、もしもボールが当たったとしても、審判団は障害物と同じ扱いで、そのまま試合は続行されてきた。

 しかし新ルールでは、審判にボールが当たって『ゴールに直接つながる』、『ゴールにつながるチャンスになる』、『ボールを保持するチームが入れ替わる』、そのいずれかの場合、最後にボールを触ったチームのドロップボールになると明記された。

 今回はまさにその三番目のパターン。主審にボールが当たって攻守が入れ替わったため、日本のボールで再開されたのだ。

 昨今のスタイルは攻守の切り替えがめまぐるしいだけに、今後もこうしたシーンはより増えていくだろう。

 また、久保は試合後のインタビューで、次のように語った。

「とりあえず無失点で勝つことができて良かったと思います。(後半開始からの狙いは?)点差を縮められないことと、決められれば、というところですね。(シュートシーンもあったが?)他に選択肢があるなか、シュートを選んだのだから決めなけれいけなかった。次は決めないといけない。(パラグアイの印象は?)最後に自分がミスをしてピンチを招いたので、相手もスピードがあり、そこで気を引き締めないとやられてしまう。(W杯アジア予選に向けて)自分は初めてなので、しっかり楽しめればいいかなと思います」

 日本代表のパラグアイ戦に臨んだメンバーは次の通り。

POS.
背番号 名前
▼GK
12 権田修一
▼DF
19 酒井宏樹
(HT 2 植田直通)
22 吉田麻也(CAP)
16 冨安健洋
5 長友佑都
(67分 3 安西幸輝)
▼MF
7 柴崎 岳
(76分 20 板倉 滉)
13 橋本拳人
21 堂安 律
(HT 17 久保建英)
9 南野拓実
10 中島翔哉
(HT 8 原口元気)
▼FW
15 大迫勇也
(67分 11 永井謙佑)

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[取材・文:塚越 始]

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