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移籍金96億円! 三笘薫の同僚カイセドがアーセナル移籍へ「交渉は重要な局面」。首位チームからのメガオファーに一転心揺らぐ

ブライトンのカイセド。 (Photo by Ryan Pierse/Getty Images)

「私の夢は、エクアドルの歴史の中で最も多くのタイトルを獲得すること」

 ヨーロッパ主要リーグの冬の移籍市場の期限が1月31日に迫るなか、イングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセド(Moises Caicedo)が、アーセナルFCへの移籍を希望し、交渉が「重要な局面」に突入しているという。

 エクアドル代表の21歳ボランチには、今冬チェルシーFCが5500万ポンド(約88億4000万円)でオファー。しかしブライトンは拒否してきた。

 さらにリバプールFC、アーセナルFCも獲得を検討。そのタイミングで仲介人(エージェント)を変更したカイセドだが、今季末まではブライトンでプレーを続行したい意向を強調していた。

 ところが、アーセナルがチェルシーをさらに上回る6000万ポンド(約96億円)の高額条件を提示。プレミアリーグ首位を走るクラブからの高い評価に、カイセドも心が揺らいだ。移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は1月28日、「カイセドの未来へ、交渉は重要な局面に入った」とレポートしている。

 カイセドは自身のツイッター(@MoisesCaicedo55)で、エクアドルの貧しい10人兄弟の末っ子であり、ここまで育ててくれたブライトンへの感謝を伝えている。そのうえで「私の夢は、エクアドルの歴史の中で、最も多くのタイトルを獲得することです。ブライトンに記録的な移籍金をもたらせれば、それは誇りに思います」として、ファンに向けて「私がこの思いがけないチャンスを手に入れたい気持ちを理解してくれることを願っています」と、移籍に心が傾いている胸中を明かしている。

 日本代表FW三笘薫とチームメイトであるカイセドは、ブライトンと2025年6月まで複数年契約を結んでいる。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)、さらには欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得も狙える位置につけるブライトンは、このスーパーボランチをこの土壇場で手放したくないというが――。

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