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久保建英のレアル・ソシエダ、新監督の有力候補は“ナーゲルスマン門下生”…遠藤航や伊藤洋輝とも戦う

ペッレグリーノ・マタラッツォ氏。写真:ロイター/アフロ

シュツットガルト、マインツなどで実績あるマタラッツィオ氏と週明けにも契約締結?

 成績不振によりセルヒオ・フランシスコ監督を解任したスペイン1部レアル・ソシエダが、新監督としてドイツ・ブンデスリーガで実績を残してきたアメリカ出身のペッレグリーノ・マタラッツォ氏(Pellegrino Matarazzo)を有力候補としている。クラブは12月20日時点で、すでに複数回の話し合いを行っているという。

 レアル・ソシエダは今週末のレバンテUD戦まで、ジョン・アンソテギ氏が暫定的に指揮を執る。スペイン・サン・セバスチャンの地元紙『ニュース・ギプスコア』によると、その現場への影響を避けるため、新体制の最終的な発表は試合後まで先送りされる方針だと見られるという。

 同メディアは、複数回の会談を経てマタラッツォ氏が新指揮官の最有力候補になっていると報じる。VfBシュツットガルト、1.FSVマインツ、TSG1899ホッフェンハイムなどで指揮を執り、シュツットガルトの1部昇格を果たしている。同氏はユリアン・ナーゲルスマン現ドイツ代表監督のもとで研鑽を積んだ指導者(年齢はマタラッツィオ氏のほうが10歳年上だが)として知られ、ドイツ国内では「市場で過小評価されている存在」との声もあるという。

 一方、ソシエダはより知名度と実績のある「非公開の候補」とのルートも残しているそうだ。ただし、正式な交渉に発展しない可能性もあり、現時点ではマタラッツォ氏就任の公算が高いと見ている。

 英語、ドイツ語、イタリア語を操るマタラッツォ氏は、適応力の高さも評価材料の一つ。サッカー日本代表の久保建英(Takefusa KUBO)が主力を担うレアル・ソシエダに、ドイツで遠藤航や伊藤洋輝らとともに戦ってきた指揮官が加わるのか。

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 今週末の試合後、短いクリスマス休暇の間に、クラブからの正式発表が待たれる。