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【松本山雅】「多分最後のJクラブ」石﨑監督が記者会見で決意と覚悟。「強い集団、強いチーム、強い選手を作っていきたい」

石﨑信弘監督。写真:長田洋平/アフロスポーツ

昇格を果たした八戸を含め複数クラブからオファー、決め手は山雅サポーター

 J3リーグの松本山雅FCの新指揮官に就任した石﨑信弘監督(Nobuhiro ISHIZAKI)が12月25日、松本市内で記者会見を行い、決意と覚悟を語った。会見の内容はクラブ公式サイト「プレミアム」とYouTube公式チャンネルで公開されている。

「歴史のあるこの山雅、対戦相手としてずっとやってきましたが、サポーターの力がすごく強いと思っていました」

 まず石﨑監督は、就任を決めた理由としてサポーターの存在を挙げる。

「アップの時からあれだけ圧をかけられるサポーターは、そうめったにいない。その力を今度は味方につけて戦える。そこにすごくワクワクしました」

 2025シーズンはヴァンラーレ八戸を率いてJ2昇格を果たしたなか、複数のオファーがあったという。そのなかで山雅を選んだ理由について、「年齢も年齢ですし(67歳)、Jリーグで監督をやるかどうかも含めて本当に悩みました。その中で山雅でやる決断をしました。多分、Jリーグで最後の監督のチームになるのではないかと思っています」と明かした。

 目指すチーム像は明確だ。「まずは走る、戦う。チーム一丸になって戦うことを植え付けていかなければいけない」。結果については、「大きく(J2)昇格を掲げるより、まずは強い集団を作ること。その先に昇格がある」と語る。

「サッカーは戦わなければ勝てないスポーツ。強い集団、強いチーム、強い選手を作っていきたい」

 サポーターには共闘を呼びかけた。

「勝つこともあれば負けることもある。ただ、一生懸命戦った試合では、ぜひ支えてほしい。ファン・サポーターの力が必ずや大きな力になる」

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 松本は6月までの特別大会のあと、J2復帰を懸けて2026-27シーズンに挑む。