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【北中米W杯】FIFA、TikTokと戦略的提携。最優先プラットフォームとして大会発信を強化

FIFAワールドカップ (Photo by Michael Regan - FIFA/FIFA via Getty Images)

若年層や女性層のファン獲得を重視、「観る大会」から「参加する大会」へ

 国際サッカー連盟(FIFA)は、2026年6月に開幕するFIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)に向けて、TikTokと画期的な戦略的パートナーシップを締結したと発表した。TikTokはFIFAにとって初となる「最優先プラットフォーム(preferred platform)」に位置づけられ、大会期間を通じて、ファンとクリエイターにとっての“第一の窓口”となる。

 この提携は、2023年の豪州FIFA女子ワールドカップで数百億回規模の視聴を記録した連携をさらに発展させたもの。48チーム制、史上最大規模となる北中米W杯を、より多くの層に、より深く届ける狙いがある。

 軸となるのは、TikTok上に設けられる「FIFAワールドカップ2026 Hub」だ。試合映像や舞台裏のオリジナルコンテンツに加え、チケット情報、観戦ガイド、限定ステッカーやフィルターなどを集約し、ファン体験を一体化させる。

 さらに、FIFAとTikTokが共同で初めて展開するグローバルCreatorプログラムも始動。選ばれたクリエイターが記者会見やトレーニングの舞台裏にアクセスできるほか、FIFAアーカイブ映像の活用も認められ、従来の中継とは異なる視点で大会の熱を伝える。

 放映権者にとっても大きな転換点となる。公式メディアパートナーは、TikTok上で試合映像のライブ配信や独自クリップの投稿が可能となり、広告ソリューションを通じた収益化も支援される。FIFAは海賊版対策のガイドラインも整備し、知的財産の保護を図る。

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 FIFAは若年層や女性層を中心とした次世代ファンの獲得を重視。サッカー日本代表(SAMURAI JAPAN)も出場する北中米W杯は「観る大会」から「参加する大会」へと進化する。デジタル時代のW杯像が、ここから明確になりつつある。