激震のダルビッシュ引退報道、MLB公式サイトが情報を整理「契約破棄に傾いているが…」
パドレスのダルビッシュ有。写真:AP/アフロ
「引退はまだ発表しない」。本人と代理人が相次いで否定
MLB(メジャーリーグ・ベースボール)公式サイトは1月25日、サンディエゴ・パドレスに所属するダルビッシュ有(39)を巡る「引退報道」について、本人や代理人の発言をもとに情報を整理した。結論として、現時点で引退は決定しておらず、報道は「時期尚早」と位置付けている。
発端となったのは、39歳のダルビッシュがパドレスに対して現行契約を破棄する意向を伝え、引退を決断したとする一部報道だった。これに対しダルビッシュは自身のSNSで、「契約破棄に傾いているのは事実だが、パドレスと話し合うべき点はまだ多く残っている。現時点で引退を発表するつもりはない」と、引退についての報道を否定した。
ダルビッシュは2023シーズンを前にパドレスと6年間の延長契約を締結。現在は残り3年、総額4600万ドル(約70億円)が残っている。昨年11月に右肘の内側側副靭帯(UCL)修復手術を受け、2026シーズンは全休が決定。術後約1か月半の時点で「再びメジャーで投げられるか分からない」と語っていた。
さらに同日、ダルビッシュは追加投稿で「昨年から契約解除については球団と話し合っているが、引退はまだ決めていない。球団、選手会、代理人との協議も最終段階ではない」と説明。リハビリを完全に終え、心身ともに試合で投げられると感じられた場合は、「ゼロから競争して勝負する」と現役続行への強い意欲も示した。
代理人のジョエル・ウルフ氏もMLB公式サイトに対し、「ユウは最終的な決断を下していない。非常に複雑な状況で、現在も調整を続けている」と慎重に言葉を選びコメントしている。
ダルビッシュはNPBの北海道日本ハムファイターズで7年間プレーした後、2012年にMLBへ挑戦。レンジャーズ、ドジャース、カブス、パドレスで13シーズンを戦い、通算115勝93敗、防御率3.65、2075奪三振を記録してきた。一方、直近3シーズンは故障に苦しみ、平均登板数は18試合にとどまっている。
パドレスのA.J.プレラーGMも「オフシーズンを通じて連絡を取り合っている。彼の決断を全面的にサポートする」と声明を発表。ダルビッシュの去就は、リハビリの進捗と心身の状態が鍵を握る。
いま読まれている記事>> 中国代表のカンフーサッカーに、U-23日本代表はヒヤヒヤ。体当たり、キック、肘打ち…。U-23アジアカップ決勝
激震が走った引退報道の裏で、ダルビッシュはまだマウンドに再び立つ可能性を手放していない。




