元神戸フィンク監督がトルコ強豪の指揮官に就任。ヴィッセル時代からの腹心ハーン氏、コンティッチ氏も入閣
神戸でのトルステン・フィンク監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「約1年半から2年にわたり、哲学やフットボールについて深く議論してきた」
トルコ1部サムスンスポルは2月17日、トップチームの監督として、元ヴィッセル神戸指揮官であるドイツ出身のトルステン・フィンク(Torsten Fink)氏と2027-28シーズン終了までの契約を締結したと発表した。
フィンク新監督のもと、神戸時代からの腹心であるアシスタントコーチのセバスティアン・ハーン氏、フィジカルコーチのゴラン・コンティッチ氏も入閣する。
クラブ施設で行われた調印式には、副会長ヴェイセル・ビレン氏、フットボールディレクターのフアト・チャパ氏が出席。ビレン副会長は「フィンク氏と素晴らしいスタッフを迎えられてうれしく思う。ともに歩む新たな旅の始まり。彼らの力でさらに良い日々が訪れると信じている」と期待を寄せた。
また、チャパFDは、フィンク氏とは過去にも接触していたが、当時、家庭の事情で実現しなかったと説明。今回の招へいはクラブの長期的なスポーツ戦略と直結するもので、クラブが目指している、ボール保持を重視し主導権を握る“パス&プレッシング志向”のスタイルと合致していると強調した。
フィンク監督は「この素晴らしいクラブ、チーム、そして街の一員になれることを大変うれしく思う。約1年半から2年にわたり対話を重ね、哲学やフットボールについて深く議論してきた。ここで監督として指揮を執ることは誇りだ」と意欲を示す。
さらに「哲学はフットボールだけにとどまらない。クラブが築き上げた安定した体制を継続し、若手を大切にする姿勢や歴代監督への敬意を重んじたい。成功に保証はないが、ともに努力し、正しいステップを踏めば目標に近づける」と、上位進出への想いを語っている。
フィンク氏は1967年10月29日生まれ。現役時代はバイエルン・ミュンヘンでブンデスリーガ5度優勝、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇を経験。指導者としてはザルツブルクの育成組織を経てバーゼルでリーグ連覇を達成。その後、ハンブルガーSV、アウストリア・ウィーン、神戸、ゲンクなどで指揮を執った。
神戸では、アンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、ダビド・ビジャ、トーマス・フェルマーレン、そして大迫勇也や武藤嘉紀らを擁し、2020年元日、クラブ史上初の主要タイトルとなる天皇杯制覇を達成している。
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サムスンスポルは昨季リーグ3位に進出し、現在は同8位。欧州カップ戦出場圏の4位ギョズテペSKとは11ポイント差だ。




