【鹿島vs柏】明暗を分けたPK対決、早川友基と細谷真大が明かした駆け引きの舞台裏「結果論。止められなかったら、『なんで飛ばないんだ』と言われていた」。森保監督も称賛
鹿島の早川友基(左)、柏の細谷真大(右)。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
森保監督は早川の好パフォーマンスに「プレッシャーがかかっているなかでの判断が的確だった」
[特別大会 地域3節]鹿島 2–0 柏/2026年2月21日16:00/メルカリスタジアム
特別大会「J1百年構想リーグ」地域リーグラウンド第3節、鹿島アントラーズがレオ・セアラと植田直通のゴールで柏レイソルに2-0の勝利を収めた。
この試合の23分、柏がPKのチャンスを得た。ここでFW細谷真大がパネンカを試みたものの失敗し、GK早川友基に正面でキャッチされた。
結果的に、このプレーがまさに明暗を分け、劣勢を強いられていた鹿島がセットプレーからレオ・セアラのゴールで先制に成功。柏に与えたダメージは大きく、後半に植田直通のヘディングによる一撃でトドメを刺した。
細谷と早川が試合後、このPK対決の駆け引きの舞台裏について語った。
細谷は「自分がゲームを崩してしまった。自分たちのペースだったのに、相手のペースにさせてしまったと思います」と、この敗戦の責任を受け止めていた。
「代表で一緒にやっていますし、いろいろ駆け引きがあるなかで、あの判断(パネンカ)をしました。外しているので、何も言うことはありません。(PKを)外したのを取り返そうとしたものの、それができなかったことが悔しいし、次、何がなんでも自分の力でチームの勝利に貢献できる活躍をしたいです」
一方、中央で動かずキャッチした早川のほうが、むしろ「結果論。いちかばちかの賭けだった」と明かす。
細谷がボールをセットしたあと、早川は何度もゴールライン上で飛び跳ねて、「飛ぶぞ」という姿勢を見せた。
「キッカーの細谷選手のマインドを考えると、自分がPKを与えたので『焦って先に動く』と思ったはず。なおかつ、自分はわざと移動してみたり、『飛ぶぞ』という動きも出しました。本当にいちかばちか。止められなかったら、『なんで飛ばないんだよ』と言われていたはず。結果論です」
細谷とは日本代表でも一緒にトレーニングをしている。昨季JリーグMVPを受賞した守護神は“動かない”という選択について、「強いシュートが飛んでくるか、どちらか」と頭の中にあった。
ちなみに、シュートが放たれるまで動かない――というスタイルの早川だが、「いや、PKでそれは無理です。動かないと止められない。先に動かないで止められたら化け物です」ということだ。
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ただ、このPKと試合は早川と鹿島が勝利したが、視察した日本代表の森保一監督は早川について「PKの場面では駆け引きがあるなかでとても落ち着いて止めていて素晴らしかった。攻撃面でも長短のパスを駆使して起点になるなど、プレッシャーがかかっているなかでの判断が的確だったと思います」と称賛していた。




