【移籍】バルセロナが冨安健洋を獲得へ「市場価格下落でチャンス」
冨安健洋 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
アーセナルとの契約は2026年6月まで、デコSDの「お気に入り」の一人。
スペイン1部FCバルセロナが2025-26シーズンに向けた次に開く夏の移籍マーケットで、イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF冨安健洋(Takehiro TOMIYASU)の獲得を検討している。
バルセロナの補強ポイントの一つが右サイドバックである。『Fichajes』によると、バルセロナのスポーツディレクター(SD)デコ氏の「お気に入りの一人」が冨安だというのだ。
なかなかピースが埋まらないクラブの「頭痛の種」となっているポジションで、すでに「クラブのスカウト・ネットワークをフル活用している」。そうしたなかで、「カンプ・ノウのオフィスで最も気に入られている一人がトミヤスだ」と伝える。すでに、これまでにもイングランドへスカウトの派遣も行われてきたということだ。
現在リハビリ中の冨安は2026年6月までアーセナルと契約を結んでいる。ガナーズがフリートランスファーでの退団を回避するため、満了から1年前である今夏に移籍させる可能性はあるはずだと見ている。
バルサのハンス=ディーター・フリック監督が、ドイツ代表時代に痛い目に合ってきた日本代表の守備陣の柱であり、その能力の高さをよく把握している。加えて右SBのみならず、センター、左SBとハイレベルでプレーできるユーティリティさも評価されている。
何より現在、負傷により出場機会を得られずにいることで、市場価格が大幅に下落しているため、財政難にあえぐバルサにとって、「汎用性が利き、実績があり、お買い得である」ということから、ケガから復帰できれば、獲得へ本腰を入れると予想している。
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まだまだ可能性の話だけをしている噂と言える。ただ、プレミアムリーグの強度の高さに苦しむ冨安にとって、ラ・リーガの強豪でプレーするというのは、確かに魅力的な選択肢の一つにも感じられる。