【浦和】「もう若手ではない」オナイウ阿道の決意と、レッズが繰り返す“ギャンブル的補強”の危うさ
オナイウ阿道。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
昨年10月以降、トップチームで出場なし。またも直近に活躍していない選手を迎え入れ――
J1リーグの浦和レッズは2月23日、ドイツ・ブンデスリーガ2部1.FC マクデブルクに所属していた元日本代表FWオナイウ阿道 (Ado ONAIWU)を獲得したと発表した。ドイツの報道では契約解除のうえ、フリートランスファーとなっての移籍だ。背番号は「45」。
オナイウは埼玉出身の30歳で、180センチ・75キロのストライカー。日本代表としても3試合・3得点を記録。昨季はAJオセールでフランス1部31試合・4得点・1アシストと主力を担った。今季はドイツ2部に渡ったものの、昨年9月から10月にかけての4試合に出場してノーゴール(地域リーグでも3試合無得点)と、プロキャリアで最も苦しい時間を過ごした。
かつて浦和に在籍した際は本来の力を出し切れなかったものの、レノファ山口、大分トリニータ、そして横浜F・マリノス時代の爆発は凄まじかった。日本代表では圧巻のデビューを果たしており、そのポテンシャルの高さは誰もが認めるところだ。
とはいえ、浦和は直近のシーズンでほとんど出場していなかった欧州組の選手をこれまでも獲得しているが、安部裕葵、原口元気と復帰後に期待通りの結果を残せた選手はいない。今回のオナイウも、直近の実績より、かつての輝きへの“期待優先”の獲得と言わざるを得ない。
浦和はクラブとして、どのような目標を掲げているのか。東アジア屈指の資金力を持ちながら、「埼玉出身」「浦和OB」といったキーワードを過度に重視し、即戦力としての計算が立ちにくいギャンブル的な補強を繰り返してはいないか。
現在の強化体制になって以降、結果を残している「旬」を迎えている選手の補強において、十分な成果を上げられていないのは大きな課題だ。昨夏のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)以降、結果と成績も残せずにいる。
オナイウは加入にあたり、次のように決意を示す。
「期限付き移籍、そして完全移籍と環境を変える中で、多くの経験を積み、選手としても人としても成長できたと感じています。30歳になった今、もう若手ではありません。 結果と責任が求められる立場だと思っています。 ゴールという形でチームに貢献し、タイトル獲得に向けてすべてを出し切ります」
サポーターは横浜FM時代に見せたポストプレーをこなしながら上下動などハードワークを怠らず、しかもゴールを奪い切るあの姿を期待している。いや、それ以上のパフォーマンスで、停滞する浦和を引き上げてもらいたい。
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その「決意」をピッチで実現することが、クラブの補強策を証明する唯一の答えとなる。
Posted by サカノワスタッフ
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