ドルトムント再浮上!? 堂安律にフランクフルト退団報道、「監督との関係はかなり緊張」
堂安律 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
システム、補強ポイントが合致。しかも今夏、日本へのツアーも決定的――
ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF堂安律(Ritsu DOAN)が、今夏の移籍を視野に入れているという。2025年夏に加入して1シーズン目だが、ドイツメディア『スポーツ・ビルト』はスペイン人のアルベルト・リエラ監督との関係が冷え込んでいると報じている。
同メディアや『フスバル・ダーテン』の報道では、堂安は代理人らを通じて新たな選択肢を探っており、現体制への不満が背景にあるとされる。スペイン人指揮官は、堂安の最適なポジションを見出せておらず、本来の右ウイングではなく中央での起用やベンチスタートが増加。リーグ戦では29試合・5得点にとどまっている。直近のFCアウクスブルク戦では昨年12月以来のゴールを決めたが、ベンチスタートだった。
左にアルノー・カリムエンド、右にアンスガル・クナウフといったライバルがいるなか、序列の“低下”も指摘される。本人は右サイドでのプレーを強く望んでいるとされ、起用法と役割を巡るズレが埋まらずにいる。契約は2030年まで残るものの、「監督との関係はとても緊張している」とされ、クラブの構想と本人の志向に乖離が生じている構図だ。
こうした状況を踏まえたとき、候補として浮上し得るのがボルシア・ドルトムントだ。
ちょうど1年前、フランクフルト加入が決まる前の段階では、このドイツ強豪もまた堂安獲得へ関心を示していた。加えて現在は3-4-2-1をメインのシステムにしていて、右サイドは今年29歳になるノルウェー代表ユリアン・リエルソンがいるが、層は厚いとは言えない。
シャドーも若手の抜擢が続いており、堂安はオプションとしても対応できる。現有戦力とシステムを見ても適合性は高いと言える。
ドルトムントは攻撃のクオリティ向上やバリエーション増加が課題なだけに、左利きでカットインからフィニッシュやラストパスに絡める堂安は、まさに補強ポイントと合致する。加えて、今夏、日本へのツアーが決定的であり、堂安が加われば、まさに“目玉”となる。
複数ポジションをこなせる戦術理解度の高さも、可変システムを採用するチームにとってプラス材料だ。試合状況に応じて立ち位置を変えられる点も評価され得る要素に挙げられる。
そうした複合的な要素を踏まえれば、現時点で具体的な交渉が表面化していないとしても、候補として名前が挙がる余地は十分ある。
今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を戦ったフランクフルトだが、欧州カップ戦の出場権を逃す可能性も高まっている。そうなると、戦力の整理が実施されることも考えられる。
いずれにせよ、現段階で明確になっているのは、日本代表の『10番』は、所属クラブで絶対的な存在にはなり得ていないという現実だ。FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)のあとのキャリアで、いったい何を優先するのか。どのクラブが具体的なオファーに踏み込むのか――。果たして、堂安があのドルトムントの黄色と黒のキットを着て戦う日が来るのか!?
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