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【日本代表】久保建英の「良い先輩」とは?「あまり“先輩”とか言わないですが、いい人です」

ガーナ戦でゴールを決めた日本代表の久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ガーナ戦で待望の国際Aマッチ初ゴール。フル代表デビューから3年、21歳の好スタートを切る。

[キリンカップ] 日本代表 4–1 ガーナ代表/2022年6月10日18:55/ノエビアスタジアム神戸

「キリンカップサッカー2022」日本代表対ガーナ代表戦、日本のMF久保建英(RCDマジョルカ→レアル・マドリード)が国際Aマッチ17試合目にして初ゴールを決めた。2019年6月9日のエルサルバドル戦(〇2-0)でのフル代表デビュー以来、3年目で待望の瞬間を迎えた。

 6日のブラジル代表戦は出場機会を得られず、「正直めちゃくちゃキツかったです」と、悔しさを噛み締めたという。

「なんで出してくれないんだよと思いました。俺が出たらもっとやれたと思いましたし、でも、それも負け惜しみ。練習からできることからやっていこうと思い、そのあとのトレーニングから気合いが入っていました。そういったところで少し運が味方してくれたのかなと思いました」

 21歳の誕生日を迎えて臨んだファーストマッチ。2-1で迎えた73分、三笘薫が左サイドをえぐり、中央に折り返した。「来る」と感じて中央にポジションを取り、冷静に左足で合わせてみせた。

 そして試合後のヒーローインタビューでは、ハーフタイムに鎌田大地から「ペナルティエリア内にもっと入っていっていいのでは」と受けたアドバイスが、ゴールに生きたと明かした。そのことについて、久保は次のように詳しく語った。

「三笘選手のあのクロスに触れるかどうかというところに飛び込めるか。それを一番言いたかったのだと思いました。積極的に後半は特に左サイドにボールが入った時、2列目からの飛び込みを狙っていました」

 また、鎌田のことを“良い先輩”と言った。

「本当に仲良くさせてもらっていて、鎌田選手から、タケ、こうしたほうがいいぞと言われました。練習中からも近いポジションでプレーすることが多く、けっこうアドバイスをもらっています。お互いフィーリングも合います。本当にいい先輩です。あまり僕は“先輩”とか言わないですが、いい人です」

 鎌田にとっても嬉しいゴールになったに違いない。久保はこの試合中に足を傷め、それでも「ここで交代したらもうチャンスがない」と我慢して戦い続けたという……。14日のチュニジア代表との決勝、二人がピッチ立つ姿も見たいところだが――。

[取材・文:塚越始]

日本対ガーナ戦、左足から久保建英が初ゴール。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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