今夏移籍も!? 久保建英の起用法に地元メディア「実に奇妙。まさに異例」

セビージャ戦でベンチスタートだったレアル・ソシエダの久保建英。写真:ムツ・カワモリ/アフロ

ゲデス欠場のなか、「久保を外した判断は理解し難かった」

 スペイン1部レアル・ソシエダのサッカー日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)の起用法に、地元メディアから“疑問の声”が上がっている。スペイン紙『ムンド・デポルティボ(Mundo Deportivo)』は5月6日、現地4日に行われたセビージャFC戦(●0-1)での久保のベンチスタートについて、「実に奇妙で予想外」「まさに異例だった」と報じた。

 レアル・ソシエダはラ・リーガ第34節、アウェーで残留争いをするセビージャに敗れ、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いから後退した。

 そのなかで注目を集めたのが、久保の起用法だった。前節ラージョ・バジェカーノ戦(△3-3)ではフル出場し、そこから1週間の休養期間もあったため、現地では「当然スタメン」と見られていた。しかし、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督は、久保ではなくパブロ・マリンを先発起用した。

 同メディアは「ゴンサロ・ゲデスが負傷により欠場する状況で久保を外した判断は理解し難かった」と指摘。セビージャの両サイドを攻略する狙いから、スペースへ走り込めるマリンを選択したと分析したものの、「結果的には機能しなかった」と評している。

 実際、レアル・ソシエダは攻撃に違いを生み出せず、58分と早い段階で久保を投入した。しかし、久保自身も本来のキレを欠き、黒星を喫した。

『ムンド・デポルティボ』は「ドリブルの鋭さや突破力を欠き、長期離脱明けの選手特有の迷いも見られた」と分析。後半アディショナルタイムに放ったシュート1本以外、大きな見せ場を作れなかったと伝えている。

 ただし同メディアは「それでも先発から外した判断への疑問は残る」として、“最も違いを生み出せる選手の一人”をベンチに置いた代償は大きかったと総括した。

 さらに、今季の久保を巡っては、チーム全体の得点力低下もあり、さまざまな議論が交わされてきた。ソシエダの武器でもある久保の個の打開力を、最大限に生かし切れていないとの見方もある。

 こうした状況を受け、今夏の移籍市場で去就問題が再燃する可能性もある。以前から、プレミアリーグ勢をはじめ複数のクラブが関心を寄せていると報じられてきた。

 来季はマタラッツォ体制がより本格化する。FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)では日本代表のエース級として出場予定だ。その舞台を経てビッグディールの実現へ……その動きの予兆なのか――。

関連記事

途中出場の久保建英は見せ場を作れず、ソシエダがセビージャのパッションサッカーに敗れる

バイエルン】ノーハンドの判定は妥当。キミッヒ「審判ではなく僕たちのパフォーマンスの話をしたい」

移籍】バイエルンのハリー・ケインにマンチェスター・Uなどプレミア3クラブが触手