【バイエルン】ノーハンドの判定は妥当。キミッヒ「審判ではなく僕たちのパフォーマンスの話をしたい」

欧州CLベスト4敗退…。サポーターの声援を受けて顔を覆うバイエルンのキミッヒ。写真:AP/アフロ

差があった“スピード”の課題をどう克服するか?

[欧州CL 準決勝 2nd] バイエルン 1-1 パリSG/2026年5月7日(現地6日)/アリアンツ・アレーナ

※2試合合計6-5で、パリSGが決勝進出

 UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦、FCバイエルン・ミュンヘンは後半アディショナルタイムのハリー・ケインのゴールでパリ・サンジェルマンと1-1で引き分けた。しかし、2試合トータルスコア5-6で決勝進出を逃した。

 試合後は判定を巡り、バイエルン側から猛抗議が起きた。前半に二度ハンドが見逃されるなど、パリSG寄りの判定が続いた――というものだ。確かに第1戦の判定も踏まえると、その延長線上で“バイエルン不利”と感じる場面はあったと言えた。

 ただ今回、ペナルティエリア内でパリSG守備陣のクリアボールが味方の腕に当たった場面は、「至近距離で予測が難しかったこと」「腕の位置が不自然ではなかったこと」などを踏まえれば、ノーハンドの判定は妥当だった。

 もちろん、第1戦ではより厳しい基準で、バイエルンはハンドによるPKを取られていた。そのため、判定基準の差に、不満が出ている状況だ。

 今回も主審によってはハンドを取るケースはあり得たかもしれない。

 ハンドの反則はオフサイドのような完全な事実判定ではなく、主審の競技規則の解釈や状況判断が大きく関わるためだ。今回も、よりゴール前での混戦だった場合や、腕によってバイエルンのチャンスになるコースを遮っていたと判断されれば、反則となっていた可能性もあった。

 バイエルンはクラブ幹部までもが判定を批判し、議論は過熱気味となっている。

 そうしたなか、ヨシュア・キミッヒは試合後、「審判ではなく、自分たちのパフォーマンスについて話したい。決定的な場面でのミスが多すぎた。11年在籍しているが、今まさにチームは最高の状態にあっただけに残念だ」とコメント。崩したあとのフィニッシュが、幾度となくゴール枠を捉えきれなかった点を悔やんだ。

 また、マヌエル・ノイアーも「私たちはビッグチャンスを作れなかった。パリSGのゴールのように、決め切るメンタリティが欠けていた。単純に、相手のペナルティエリア内で大きなチャンスを十分に作り出せなかった」と敗退を受け止めていた。

 欧州CL制覇に照準を合わせて戦ってきたが、その道はここで途絶えた。パリSGのハイスピードの中で繰り出される精度の高いプレーに最終ラインが対応し切れないなど、チームとしての“速さ”は課題として浮かび上がった。

 すでにブンデスリーガ制覇を決めているバイエルンは、DFBカップとの国内2冠獲得に挑む。

 日本代表DF伊藤洋輝はベンチ入りしたが、出場機会を得られなかった。

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