【サッカー日本代表】W杯GS3位突破の場合、フランス代表(I組)との対戦確率「84%」の理由。FIFA公開の日程パズルを読み解く
アイスランド代表戦のあと、サポーターと記念撮影する日本代表の選手たち。本代表の森保一監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
続いてドイツのE組が約10%。ホスト国のグループと対戦する確率は…
FIFA北中米ワールドカップ(W杯)の開幕まで、あと9日と迫った。サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は事前キャンプ地のメキシコ・モンテレイに入り、いよいよ本番モードに突入した。
今大会は48チーム制のため、グループステージ(GS)で3位になっても、全12グループ中、成績上位8チームがノックアウトステージ(決勝トーナメント、ラウンド32)に進出できる。
日本の入るF組で3位となった場合、対戦相手はA・B・D・E・I組のいずれかの1位チームとなる。
そこで思い浮かぶのが、「3位通過ならアメリカやメキシコなどと対戦する可能性もあり、そのほうが有利では?」という皮算用だ。
ところが――。FIFAはすでに3位突破チームの日程に関する大会規定(レギュレーション)を公開している。
分析の結果、日本の入る「F組3位」はフランス代表の「I組1位」と対戦する可能性が「84%」となっている。つまり基本的には、F組3位はI組1位と対戦する構図なのだ。
そのほか、勝ち上がりの組み合わせ次第で、ドイツなどのE組(約10%=35通り)、アメリカなどのD組(約4%=10通り)、カナダなどのB組(約2%、5通り)、メキシコなどのA組(約1%=3通り)と分岐する。
▼F組3位は「330分の276通り」でI組1位と対戦
FIFAはW杯のレギュレーションで、どの3位チームが通過した際にどのような対戦カードになるかという「全495パターン」を公開している。F組(日本)の3位通過が絡むのは計330通り。そのうちI組の1位と対戦するのは83.6%にあたる「276通り」と規定されているのだ。
I組にはフランス、セネガル、ノルウェー、イラクが入っており、戦力的に見ればフランスが首位通過の最有力候補とされる。つまり、日本がF組を3位で突破し、なおかつフランスがI組首位を確保した場合、高確率で優勝候補との対戦が待っている。
移動や日程(試合間に中3日を確保するルール)を踏まえたうえで、この「日程パズル」は構築されている。3位通過が日本にとって優位に働く可能性を、FIFAは確率的にかなり低く設定していると言える。
とはいえ、どのようなシナリオが待っているかは分からない。いずれにせよ、日本がグループFで“もしも”3位通過となった場合でも、優勝への道は絶たれるわけではない。
とはいえ、蓋を開けるまで分からない。もしも低い確率を潜り抜け、ホスト国と対戦するルートを切り拓くか、あるいはフランスのような巨壁を打ち破るジャイアントキリングを起こせば……その先には一気に視界が開ける山が待っている。
もちろんグループ1位が望ましい。2位突破だと、ブラジルと対戦する可能性が高いが……。
一方、F組3位からの滑り込み――。それでも優勝への道はつながっている。
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