ACL2決勝が「入札制」に変更! 町田が勝ち上がっても日本開催とは限らず、東西持ち回りを撤廃
町田のサポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「ファイナル」の舞台を巡って新たな仕組み。野津田対策!?
J1リーグのFC町田ゼルビアが出場するAFCアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)の2026-27シーズンでは、決勝の開催方式が変更される。AFC(アジアサッカー連盟)が発表した新シーズンの大会規約では、決勝会場について「AFC事務局が実施する入札プロセスによって決定する」と明記された。
これまでACL2決勝は東地区と西地区による持ち回りで開催されてきた。2024-25シーズンは東地区のライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)が決勝のホームチームとなり、シャールジャFC(UAE)を迎えた。一方、2025-26シーズンは西地区のクリスチアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルのサウード国王大学スタジアム(サウジアラビア)で開催され、敵地に乗り込んだガンバ大阪が1-0で勝利を収め優勝した。
しかし新シーズンは、その仕組み自体が変更される。
2026-27シーズンの大会規約では、ノックアウトステージについて、ラウンド16、準々決勝、準決勝をホーム&アウェー方式で実施し、決勝は従来通り一発勝負で行うと規定。そして第9条5項で、準決勝を勝ち上がった2クラブが決勝を戦い、その会場について「AFC事務局が実施する入札プロセスによって決定する」としている。
つまり町田が決勝まで勝ち進んでも、“東地区の開催年だから日本(東京)で開催される”という保証がなくなった。
そこで気になるのが、町田がホームスタジアムとして使用する町田GIONスタジアム(野津田)の扱いだ。
新規約では、参加クラブは原則として国内リーグで通常使用しているホームスタジアムを大会でも申請する。ただしAFCの基準を満たさない場合、「自国の加盟協会、または別の加盟協会の領域内にある中立会場」を例外的に申請できる。またAFC事務局には、申請されたスタジアムを却下し、代替会場を求める権限も与えられている。
もちろん、今回の決勝会場の入札制への変更が「野津田対策」というわけではない。とはいえ、決勝が通常のホームゲームと切り離された入札制になることで、決勝進出クラブのホームがそのままファイナルの舞台になるとは限らなくなった。
さらに決勝については、通常のホームゲーム以上にAFCの関与が強い。新規約第63条では、決勝をAFCが商業権パートナー、ホストクラブ、その加盟協会と連携して運営・管理し、チケット、プロトコル、試合運営、商業活動、メディア運営などを担うと定めている。
果たして日本から入札する場合、どのスタジアムが候補になるのか。
町田GIONスタジアムでは規模やアクセス面を含めてハードルがありそうで、これまで町田がビッグマッチで使用してきた国立競技場でさえ、アジア全体から開催地を募る入札になれば、他国が提示する条件との比較次第では「小さい」と判断される可能性もある。
これまでの2大会は、決勝進出クラブのホームでファイナルが開催された。一方、一発勝負の決勝でありながら、いずれかのホームで戦うことになるため、公平性という点では議論の余地があった。そうしたなか、新シーズンから開催地の決定方法が変更される。
町田が目指すのは、もちろんまずは決勝進出だ。ただし、一つのモチベーションになっていた“決勝ホーム開催”は不透明となった。
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